前の記事では、 時をたずねる疑問詞 When を使った文を見た。
When do you play tennis?
あなたはいつテニスをしますか。
When は、 「いつ」と時を広くたずねることができる。
On Sundays.
日曜日に。
After school.
放課後に。
In the summer.
夏に。
では、 朝起きる時刻をたずねたいときは、 どのような文を使えばよいだろうか。
What time do you get up?
あなたは何時に起きますか。
What time は、 「何時に」と、 時計で表せる時刻をたずねる表現である。
一方、 次のように When を使うこともできる。
When do you get up?
あなたはいつ起きますか。
この二つは、 まったく別のことを聞く文ではない。
When do you get up? と聞かれて、 At seven. と時刻で答えることも自然である。
ただし、 What time は、 相手に時刻を答えてほしいことを、 よりはっきり示している。
What time do you get up?
→ 何時に起きるのかを聞く
When do you get up?
→ 起きる時を広く聞く。時刻で答えることもできる。
今回は、 What time と When の違いを、 疑問文の組み立て方と答え方から整理していこう。
What time は、時計で表す時刻をたずねる
What time は、 「何時」と、 時計で示せる時刻を知りたいときに使う。
What time do you get up?
あなたは何時に起きますか。
この質問に対しては、 時刻を使って答えるのが自然である。
What time do you get up?
I get up at seven.
私は7時に起きます。
時刻の前には、 基本的に at を置く。
したがって、 質問と答えは、 次のように組み合わせられる。
ここで、 What time is it? との違いにも注意したい。
What time is it?
今何時ですか。
What time do you get up?
あなたは何時に起きますか。
What time is it? は、 今の時刻そのものをたずねる文である。
一方、 What time do you get up? は、 相手が起きるという行動を何時に行うのかを聞いている。
What time is it?
It's seven.
今何時ですか。
7時です。
What time do you get up?
I get up at seven.
何時に起きますか。
7時に起きます。
同じ What time を使っていても、 後ろの文によって、 今の時刻を聞くのか、 行動をする時刻を聞くのかが変わるのである。
When は、時刻だけに限らず「いつ」を広く聞ける
When は、 「いつ」と時をたずねる疑問詞である。
When do you get up?
あなたはいつ起きますか。
朝起きる時間について話している場面なら、 この質問に At seven. と時刻で答えることは自然である。
When do you get up?
I get up at seven.
いつ起きますか。
7時に起きます。
そのため、 When は時刻を聞けない、 と考えてはいけない。
ただし、 When が聞ける範囲は、 What time より広い。
When do you play tennis?
On Sundays.
いつテニスをしますか。
日曜日に。
When do you study English?
After dinner.
いつ英語を勉強しますか。
夕食後に。
曜日、 ある行動の前後、 季節などは、 「いつ」の答えにはなるが、 時計の時刻そのものではない。
そのため、 次のような答えを想定するなら、 When の方が自然である。
二つの表現を整理すると、
What time do you get up?
→ 時刻を答えてほしいことがはっきりしている
When do you get up?
→ 起きる時を聞く。文脈によって時刻で答えることも自然
When do you play tennis?
→ 曜日・時間帯・時刻など、広く答えられる
What time は時刻に焦点を当て、 When は時をより広く捉える表現なのである。
What time の後ろでも、一般動詞の疑問文を続ける
What time do you get up? の作り方は、 When do you play tennis? とよく似ている。
What time + do you get up?
何時に + あなたは起きますか
What time は知りたい情報が時刻であることを表し、 その後ろには、 一般動詞の疑問文の形を続ける。
主語が you のときは、 do を使う。
主語が he や she のような三人称単数なら、 does を使う。
He gets up at six.
彼は6時に起きます。
What time does he get up?
彼は何時に起きますか。
肯定文では、 gets と -s が付いている。
しかし、 疑問文では、 does が三単現の形を担当するため、 後ろは原形の get になる。
He gets up at six.
What time does he get up?
When を使っても、 この部分は同じである。
When does he get up?
彼はいつ起きますか。
つまり、 疑問詞が When でも What time でも、 一般動詞の疑問文の作り方そのものは変わらない。
What time / When + do + you + 動詞の原形 ...?
What time / When + does + he / she + 動詞の原形 ...?
答えてほしい情報を考えて、When と What time を選ぶ
When と What time は、 どちらも時に関係する質問を作る。
そのため、 場面によっては、 どちらを使っても同じような答えが返ってくることがある。
When do you get up?
At seven.
What time do you get up?
At seven.
どちらのやり取りも自然である。
ただし、 聞きたい情報がはっきり時刻であるなら、 What time を使うと分かりやすい。
What time does the class start?
授業は何時に始まりますか。
It starts at four thirty.
4時30分に始まります。
一方、 時刻だけに限らず、 曜日や時期などを答えてもらえる質問にしたいなら、 When が使いやすい。
When does the new school year start?
新学年はいつ始まりますか。
It starts in April.
4月に始まります。
疑問詞は、 文の前に置けばよいだけの飾りではない。
相手に、 場所を答えてほしいのか、 広く時を答えてほしいのか、 時計で表す時刻を答えてほしいのかを示している。
まとめると、
What time は、時刻をはっきりたずねる。
What time do you get up? — At seven.
When は、時をより広くたずねる。
When do you play tennis? — On Sundays.
When の質問に、時刻で答えることもできる。
When do you get up? — At seven.
What time do you get up? と When do you get up? の違いは、 一方だけが正しいという違いではない。
時刻に焦点を当てて聞くのか、 時を広く聞くのかという、 質問の焦点の違いである。
次は、 所有者をたずねる Whose を使って、 Whose bag is this? の作り方を見ていく。