中学生の内申点は、受験を考えるうえでとても大切です。
そのため、保護者の方の中には内申点をかなり気にされる方も多いですし、逆に「実力さえあればいい」と軽視する方もいます。
ですが、私はどちらも偏りすぎると危険だと思っています。
内申点は、気にしすぎても軽視してもいけません。
大切なのは、内申点という数字そのものだけを見るのではなく、その背景にある日々の学習姿勢や生活態度まで含めて考えることです。
内申点に固執しすぎても、軽視してもよくありません
内申点ばかり気にしていると、長期的に見た学力が身につかなくなるおそれがあります。
実際、中学校や高校のレベルによっては、内申点が取れていたとしても、受験で戦える学力が十分についているとは限りません。
一方で、内申点を軽視するのも問題です。
それは、提出物や課題を軽く見ることにつながりやすいからです。
そして提出物や課題をおろそかにすると、
- 自分の実力を踏まえて予定を組む力
- 期日までに仕上げる力
- 日々の学校生活を整える力
こうした大事な力が育ちにくくなります。
受験でも不利になりますし、それ以前に長期的な勉強力の土台が弱くなってしまいます。
提出物についてはこちらもご覧ください。
→ 提出物を出さない子は、何が問題なのか|内申だけの話ではありません
内申点を上げるために大切なのは、当たり前のことを当たり前に続けることです
では、実際に内申点を上げるには何が大切なのでしょうか。
私は、特別な裏技があるとは思っていません。
必要なのは、次のようなことを日々きちんと続けることです。
- 予習復習を欠かさないこと
- 授業に積極的に参加すること
- 疑問に思ったことを先生に聞きに行くこと
- 宿題や提出課題に普通以上のクオリティで取り組むこと
どれも派手ではありません。
ですが、内申点が安定して高い子は、こうしたことを呼吸するように当たり前にできています。
テストの点数がそこそこ取れていても、内申が伸びない子はいます
テストの点数は悪くないのに、内申が思ったほど伸びない。
そういう子もいます。
もちろん先生ごとに評価のしかたには差がありますので、すべてを一つにまとめることはできません。
ただ、多くの場合は
テスト以外の部分がおろそかになっている
と考えるのが自然です。
たとえば、
- 提出物の完成度が低い
- 提出物を期限までに出せていない
- 授業への参加が弱い
- 日々の予習復習が不足している
こうした部分です。
テストだけ取れていればいい、という考え方では内申は安定しません。
内申がしっかり取れる子は、日々の姿勢が安定しています
逆に、内申がしっかり取れる子には共通点があります。
それは、先ほど挙げたことを無理なく、当たり前のように続けられていることです。
つまり、
- 授業を大切にする
- 宿題や提出課題を丁寧にやる
- 分からないことを放置しない
- 日々の復習をさぼらない
こうしたことが習慣になっています。
内申点は、一発で大きく変わるものではありません。
日々の積み重ねが、あとから数字になって表れてくるものです。
勉強習慣についてはこちらもおすすめです。
→ 家で勉強しない中学生は、何から立て直すべきか
塾では、できる範囲から当たり前を積み重ねるよう促します
塾としては、内申を気にしている生徒に対して、急に何か特別なことをやらせるわけではありません。
まずは、
日々意識して、できる範囲で取り組むことから始めよう
と伝えます。
内申点は、すぐに上がるものではありません。
ですから、少しやっただけで結果を求めすぎないことも大切です。
大事なのは、当たり前のことを、根気強く続けることです。
まとめ
中学生の内申点は、気にしすぎても軽視してもいけません。
- 内申点ばかり気にすると、長期的な学力が弱くなることがある
- 内申点を軽視すると、提出物や課題も軽視しやすくなる
- 内申点を上げるには、予習復習・授業参加・提出課題などを日々続けることが大切
- テストだけでなく、日々の姿勢も見られている
そして何より、内申点はすぐに上がるものではありません。
少しの期間頑張ったからといって、急に結果が出るものではないからこそ、当たり前のことを当たり前にやり続ける力が大事です。
たとえすぐに数字が変わらなかったとしても、そこでやめてしまわず、日々の姿勢を整え続けることが、最終的には大きな差になります。