塾長ノート

I am busy. と I was busy. は何が違うのか

今の状態と、過去の状態を be動詞で言い分ける

一般動詞の過去形を学んだとき、 次の二つの文を比べた。

I play tennis.
私はテニスをします。
I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。

playplayed に変えると、 過去にしたことを表すことができた。

では、 be動詞の文で、 過去のことを表したいときはどうなるだろうか。

I am busy.
私は忙しいです。

この文を、 「私は昨日忙しかったです」という過去の文にすると、

I was busy yesterday.
私は昨日忙しかったです。

となる。

amwas に変わったことで、 「忙しい」という状態が、 今のことではなく、 過去のこととして表されている。

I am busy.
→ 今、忙しい
I was busy yesterday.
→ 昨日、忙しかった

be動詞の現在の形は、 am / is / are だった。

be動詞の過去の形は、 was / were である。

今回は、 be動詞の文が過去になると、 どのように形を変えて、 何を表せるようになるのかを見ていこう。

be動詞の過去形は was と were

be動詞は、 現在の文では、 主語に合わせて am / is / are を使い分けた。

I am busy.
私は忙しいです。
He is busy.
彼は忙しいです。
They are busy.
彼らは忙しいです。

過去の文では、 このbe動詞が was / were に変わる。

I was busy yesterday.
私は昨日忙しかったです。
He was busy yesterday.
彼は昨日忙しかったです。
They were busy yesterday.
彼らは昨日忙しかったです。

対応を整理すると、 次のようになる。

I am ... → I was ...
He / She / It is ... → He / She / It was ...
You / We / They are ... → You / We / They were ...

was を使うのは、 基本的に I や、 一人・一つを表す主語である。

I was tired.
私は疲れていました。
She was at home.
彼女は家にいました。
My dog was in the room.
私の犬は部屋にいました。

were を使うのは、 you や、 複数を表す主語である。

You were busy yesterday.
あなたは昨日忙しかったです。
We were in the library.
私たちは図書館にいました。
The students were happy.
生徒たちはうれしそうでした。

現在の am / is / are と比べながら、 過去の was / were を整理するとよい。

現在:I am / He is / They are
過去:I was / He was / They were

was / were は、過去の状態や場所を説明する

be動詞の文では、 主語が何者であるか、 どんな状態であるか、 どこにいるかを説明できた。

I am a student.
私は生徒です。
She is tired.
彼女は疲れています。
They are at home.
彼らは家にいます。

be動詞を was / were に変えると、 それらを過去のこととして述べられる。

I was a student then.
私はそのころ生徒でした。
She was tired yesterday.
彼女は昨日疲れていました。
They were at home last night.
彼らは昨晩家にいました。

ここで大切なのは、 was / were が、 「何かをした」という動作を表すのではないことだ。

was / were は、 主語について、 過去の状態や場所、立場を説明する。

I was tired yesterday.
→ 昨日、疲れている状態だった
Ken was in the park this morning.
→ 今朝、健は公園にいた

一般動詞の過去形とも比べてみよう。

I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。
→ 過去にした行動を述べる
I was busy yesterday.
私は昨日忙しかったです。
→ 過去の状態を説明する

どちらも過去について話す文である。

しかし、 文の中心は異なる。

played:テニスをしたという行動
was:忙しい状態だったという説明

現在の文で I play ...I am ... を区別したのと同じように、 過去の文でも I played ...I was ... を区別する必要がある。

played と was は、どちらも過去だが役割が違う

日本語で過去のことを話すときには、

テニスをしました。
忙しかったです。
家にいました。

のように、 どれも過去の表現として自然に並ぶ。

しかし英語では、 何を述べる文なのかによって、 使う動詞を選ぶ。

私は昨日テニスをしました。
→ I played tennis yesterday.
私は昨日忙しかったです。
→ I was busy yesterday.
私は昨日家にいました。
→ I was at home yesterday.

「テニスをする」は、 一般動詞 play の過去形 played を使う。

「忙しい状態だった」「家にいた」は、 be動詞の過去形 was を使う。

そのため、

I was played tennis yesterday.

としても、 「私は昨日テニスをしました」という文にはならない。

played がすでに 「テニスをした」という行動を表す過去形なので、 そこに was を足す必要はない。

I played tennis yesterday.

反対に、 「私は昨日忙しかったです」と言うときは、

I played busy yesterday.

とは言えない。

busy は、 「忙しい」という状態を説明する語なので、 be動詞の過去形と組み合わせて、

I was busy yesterday.

とする。

迷ったときは、 現在の文に戻して考えると分かりやすい。

I play tennis.
→ 過去にすると I played tennis.
I am busy.
→ 過去にすると I was busy.
They are at home.
→ 過去にすると They were at home.

もとの文が一般動詞の文なら、 一般動詞の過去形へ進む。

もとの文がbe動詞の文なら、 am / is / arewas / were に変えるのである。

現在・進行中・過去を並べると、時間の違いが見える

ここまで学んだ形を並べると、 英語が時間をどう示しているかが見えやすくなる。

I play tennis on Sundays.
私は日曜日にテニスをします。
→ 普段する行動
I am playing tennis now.
私はいまテニスをしています。
→ 今している途中の行動
I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。
→ 過去にした行動

状態を説明する文でも、 現在と過去を言い分けることができる。

I am busy now.
私はいま忙しいです。
→ 今の状態
I was busy yesterday.
私は昨日忙しかったです。
→ 過去の状態

場所を説明する文でも同じである。

They are at home now.
彼らはいま家にいます。
They were at home last night.
彼らは昨晩家にいました。

まとめると、

be動詞の現在形は am / is / are である。
I am busy. / He is busy. / They are busy.
be動詞の過去形は was / were である。
I was busy. / He was busy. / They were busy.
一般動詞の過去形は、過去にした行動を表す。
I played tennis yesterday.
be動詞の過去形は、過去の状態や場所、立場を説明する。
I was busy yesterday. / They were at home last night.

I am busy.I was busy. の違いは、 今の状態を説明しているのか、 過去の状態を説明しているのかという違いである。

一般動詞の過去形を学んだあとに was / were を学ぶと、 過去の文でも、 行動を述べる文と状態を説明する文があることが見えてくる。

次は、 I was not busy.Were you busy? のように、 be動詞の過去の否定文・疑問文を扱い、 didn't / Did を使う一般動詞の過去との違いを整理する。

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