塾長ノート

I will play tennis tomorrow. の will は何を表しているのか

助動詞 will を使って、これからのことを述べる

前回までに、 英語では be going to + 動詞の原形 を使って、 これからする予定を表せることを見た。

I am going to play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをするつもりです。

英語では、 これからのことを述べる方法が もう一つある。

I will play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをします。/テニスをするつもりです。

この文では、 will が使われている。

will は、 動詞の前に置かれて、 「これから〜する」 「〜するだろう」 という内容を表す語である。

たとえば、 自分がこれからすることを述べるなら、

I will study English tonight.
私は今夜、英語を勉強します。

天気など、 これから起こると考えられることを述べるなら、

It will be sunny tomorrow.
明日は晴れるでしょう。

のように言うことができる。

同じ will でも、 日本語では文脈によって 「〜します」 「〜するつもりです」 「〜でしょう」 などと訳すことになる。

今回は、 will がどのような形で使われ、 なぜ後ろの動詞が原形になるのかを整理しよう。

will + 動詞の原形で、これからのことを表す

will を使った未来の文は、 次の形で作る。

主語 + will + 動詞の原形 ... .

たとえば、 現在のことを表す文として、 次のような文がある。

I play tennis every Sunday.
私は毎週日曜日にテニスをします。

これは、 普段していることを表す文である。

これに対して、 明日のことを述べるなら、 動詞の前に will を置くことができる。

I will play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをします。

この二つを比べると、 文の中心にある動作は どちらも play tennis である。

I play tennis every Sunday.
→ 普段のこと

I will play tennis tomorrow.
→ これからのこと

will は、 動作そのものを表す play の前に置かれ、 その動作がこれからのことだと示している。

このように、 動詞の前に置かれて、 動詞に意味を加える語を 助動詞 という。

中1で学んだ can も助動詞だった。

I can play tennis.
私はテニスをすることができます。

I will play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをします。

can は「できる」という意味を加え、 will は「これから〜する」という意味を加える。

意味は異なるが、 どちらも 助動詞 + 動詞の原形 という形になる点は共通している。

主語が he や she でも、will の後ろは動詞の原形になる

現在の一般動詞の文では、 主語が heshe のような三人称単数になると、 動詞に s がつく。

I play tennis every Sunday.
私は毎週日曜日にテニスをします。

He plays tennis every Sunday.
彼は毎週日曜日にテニスをします。

ところが、 will を使うと、 主語が he でも、 後ろの動詞に s はつかない。

I will play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをします。

He will play tennis tomorrow.
彼は明日、テニスをするでしょう。

She will play tennis tomorrow.
彼女は明日、テニスをするでしょう。

ここで、 次のようにしてはいけない。

× He will plays tennis tomorrow.
○ He will play tennis tomorrow.

なぜなら、 will の後ろには、 主語にかかわらず 動詞の原形 を置くからである。

これは、 すでに学んだ can と同じ考え方である。

He plays tennis.
彼はテニスをします。

He can play tennis.
彼はテニスをすることができます。

He will play tennis tomorrow.
彼は明日、テニスをするでしょう。

canwill のような助動詞が入ると、 その後ろの動詞は原形になる。

また、 will 自体も、 主語によって形を変えない。

I will study English.
He will study English.
We will study English.
They will study English.

be going to では、 主語に合わせて am / are / is を使い分けた。

I am going to study English.
He is going to study English.
They are going to study English.

しかし、 will は、 主語が変わっても ずっと will のままである。

「晴れるでしょう」は It will be sunny. と言う

will の後ろに置くのは、 playstudy のような一般動詞だけではない。

たとえば、 天気について、 現在の状態を述べるなら、 次のように言う。

It is sunny today.
今日は晴れています。

ここで、 is は現在の状態を表す be動詞 である。

では、 「明日は晴れるでしょう」と、 未来の状態を述べるには どうすればよいだろうか。

It will be sunny tomorrow.
明日は晴れるでしょう。

この文では、 is ではなく、 be が使われている。

現在:It is sunny today.
未来:It will be sunny tomorrow.

ここでも、 ルールは同じである。 will の後ろには、 動詞の原形を置く。

am / are / is の原形は be であるため、 will be という形になる。

I am busy today.
私は今日、忙しいです。

I will be busy tomorrow.
私は明日、忙しいでしょう。

She is at home now.
彼女は今、家にいます。

She will be at home tonight.
彼女は今夜、家にいるでしょう。

will be は、 「〜でしょう」という日本語だけを覚えるための特別な形ではない。

be動詞の文will を加えたので、 be動詞が原形の be になった形である。

will + play → will play
will + study → will study
will + be → will be

この見方ができると、 It will be sunny. も、 暗記するだけの文ではなく、 すでに知っている文法を組み合わせた形として理解できる。

be going to と will は、どちらも未来を表す

ここまでで、 未来のことを表す形として、 二つを学んだことになる。

I am going to play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをするつもりです。

I will play tennis tomorrow.
私は明日、テニスをします。/テニスをするつもりです。

be going towill も、 これからのことを述べるために使われる。

ただし、 形の作り方は同じではない。

be going to:主語 + am / are / is going to + 動詞の原形
will:主語 + will + 動詞の原形

be going to では、 主語に合わせて am / are / is を変える。

I am going to play tennis.
He is going to play tennis.
They are going to play tennis.

一方、 will は、 主語が何であっても同じ形を使う。

I will play tennis.
He will play tennis.
They will play tennis.

また、 会話や文脈の中では、 すでに考えている予定を言うときに be going to が使われたり、 その場で「では自分がします」と述べるときに will が使われたりすることがある。

I am going to visit my grandmother this Sunday.
私は今度の日曜日、祖母を訪ねる予定です。

A: I can't carry this bag.
B: I will help you.
A:このかばんを運べません。
B:私が手伝います。

ただ、 中2英語の最初の段階では、 二つを機械的に一対一で訳し分けることよりも、 まずそれぞれの形を正確に作れることが大切である。

will の基本は、 次の一点に集約できる。

主語 + will + 動詞の原形 ... .
→ 「〜するつもりだ」「〜するだろう」「〜します」など、これからのことを表す。

なお、 I will は会話や文章で I'll と短く表されることも多い。

I will help you.
= I'll help you.
私が手伝います。

次は、 will not / won't を使った否定文や、 Will you ... ? の形を通して、 未来のことを否定したり、たずねたりする方法を見ていこう。

Feedback

この記事は参考になりましたか?

よろしければ「参考になった」を押してください。今後の記事づくりの参考になります。

0件のリアクション