学校の先生には積極的に質問しよう。
これはよく言われることです。
もちろん、それ自体は間違っていません。
ですが私は、もっと本質的に大事なことがあると思っています。
質問することそのものより、疑問を疑問のまま放置しないことの方が大切です。
質問できる子が強いのではなく、分からないことをそのままにしない子が強いのです。
質問できない子は、そもそも「何が分からないか」が見えていないことがあります
学校の先生に質問できない子に多い原因は、単に恥ずかしいとか、内向的だということだけではありません。
むしろ多いのは、
- 質問する内容が自分の中で明確になっていない
- やっている単元の理解があいまい
- 自分の実力を把握できていない
という状態です。
何が分からないのか分かっていないと、当然質問もしにくくなります。
だから、質問できないこと自体だけを責めても意味はありません。
質問が大事なのは、授業のあとに疑問をすぐ解決できるからです
では、なぜ質問が大事なのか。
一番大きいのは、授業を聞いたあとに出てきた疑問を、早い段階で解決できるからです。
もちろん、自分でじっくり考えたり、調べたりすることも大事です。
ですから、何でもすぐ聞きに行けとは思いません。
ただ、自分で考えても解決できなさそうだと判断したら、ためらわずに聞きに行くべきです。
分からないことを放置すると、その上に次の単元が積み重なってしまいます。
特に数学や英語は、それが大きなつまずきになります。
授業の活かし方はこちら
→ 授業の受け方で成績はどれくらい変わるのか|学校の授業を甘く見てはいけない理由
質問できる子とできない子の差は、「解決する気があるかどうか」です
質問できる子とできない子では、たしかに差がついていきます。
ただ、その差は「質問した回数」だけではありません。
内向的だったり、恥ずかしくて聞けなかったりする子もいます。そういう子でも、自分で調べたり、塾で聞いたりすることで解決できるなら、それでよいのです。
問題なのは、
質問できないのに、解決する気もなく、現状を把握しようともしないこと
です。
そういう子は、授業にも積極的に取り組めていないことが多いです。
本当にもったいないと思います。
質問するのが苦手なら、まずは自分で解決しようとすることから始めればいいです
学校の先生に質問するのが苦手な子もいると思います。
それ自体は悪いことではありません。
まずは、自分で解決しようとすることが大切です。
- 英語なら辞書や文法書を引く
- 数学なら教科書や参考書の解説を読む
- ノートを見返す
- 例題をもう一度追ってみる
そうやって、自分なりに考えてみることが大事です。
それでも解決できない。先生には聞きづらい。そういうときは、塾のような場所で聞いてみるのもよいと思います。
個別指導の塾は、まさにそういうときに使う価値があります。
「疑問に思ったらすぐ聞け」は一面では正しいですが、それだけでは足りません
ここで勘違いしやすいこともあります。
よく「疑問に思ったことはすぐに聞きなさい」と言われますが、これは一面では正しいです。
ただ、何でもかんでもすぐ聞けばいいわけではありません。
まずは自分で考えることが大切です。
「こうじゃないかな」「ああじゃないかな」と自分で考えた上で、それでも第三者の意見を聞きたい、教えてほしいとなったときに聞けばよいのです。
つまり、
- 自分で全く考えずにすぐ聞く
- 自分で抱え込んで何も聞かない
どちらにも偏りすぎないことが大切です。
質問に来るだけで、先生から見えるものもあります
学校の先生だって忙しいです。
ですが、生徒が質問に来たら、やはり「教えてやろう」という気持ちになるものです。
生徒の顔も、質問に来た事実も、意外と覚えてくれます。
そういう意味でも、質問に来るという行動は、意欲や態度の面でプラスに働くことがあります。
ただし、それを狙って形だけ質問しろという意味ではありません。
本当に大切なのは、分からないことを放置しない姿勢です。
まとめ
学校の先生への質問が大事なのは、単に「良い子に見えるから」ではありません。
- 授業後の疑問を早い段階で解決できる
- 分からないことを放置しなくて済む
- 理解のズレが大きくなる前に修正できる
- 必要なら第三者に助けを求める姿勢が身につく
そして何より大切なのは、質問することそのものではなく、 疑問を放置しないこと です。
質問に抵抗があるなら、自分で調べて考える力をつけるチャンスだと考えてもよいでしょう。
それでも解決しないなら、先生でも塾でも、頼れる人を使えばいいのです。
分からないまま進まないこと。それが結局、一番大事です。