塾長ノート

副詞的対格で使われる表現まとめ

前置詞なしで使える、時間・期間・距離のかたまり

前回の記事では、副詞的対格を、

名詞句が、前置詞なしで副詞のように働く用法

として整理した。

今回は、その具体例を見ていく。

副詞的対格として理解しやすい表現には、主に次のようなものがある。

  • 時を表す表現
  • 期間を表す表現
  • 頻度を表す表現
  • 距離を表す表現

用語として覚えるというより、英作文で前置詞をつけるべきか迷いやすい表現を整理するつもりで見ていきたい。

時を表す表現

まず、時を表す表現である。

last night
this morning
this afternoon
this evening
next week
last year
the other day

これらは、前置詞なしで文の中に置くことができる。

I watched a movie last night.
昨晩、映画を見た。
I saw her this morning.
今朝、彼女に会った。
We will have a test next week.
来週、テストがある。
I met him the other day.
先日、彼に会った。

どれも、「いつ」を表している。

しかし、

in last night
in this morning
in next week

のようには普通言わない。

last nightthis morning そのものが、時間を表す副詞的なかたまりとして働いているからである。

yesterday・today・tomorrow はどう考えるか

時を表す表現として、

yesterday
today
tomorrow

も重要である。

I met him yesterday.
昨日、彼に会った。
I am busy today.
今日は忙しい。
I will call you tomorrow.
明日、電話します。

これらも、文の中では「いつ」を表している。

ただし、現代英語では yesterdaytodaytomorrow は、 すでに副詞として扱われることが多い。

そのため、副詞的対格を理解するための中心例としては、

last night
this morning
all day

のような名詞句を使った方が、形と働きのずれが見えやすい。

ただ、実用上は、

yesterday / today / tomorrow も前置詞なしで使う

とまとめて覚えておくとよい。

期間を表す表現

次に、期間を表す表現である。

all day
all night
all week
all year
the whole day

たとえば、

I studied all day.
一日中、勉強した。
She worked all night.
彼女は一晩中働いた。
It rained all week.
一週間ずっと雨が降った。

これらは、「どれくらいの間」を表している。

形としては名詞句だが、文の中では副詞的に働いている。

特に all dayall night は、英作文でもかなりよく使う。

頻度を表す every day

every day も重要である。

I study English every day.
私は毎日英語を勉強する。

この every day は、「どのくらいの頻度で」を表している。

形としては名詞句だが、文の中では副詞的に働いている。

ここで注意したいのは、every dayeveryday の違いである。

I study English every day.
私は毎日英語を勉強する。
everyday life
日常生活

every day は「毎日」という副詞的表現である。

一方、everyday は「日常の」「普段の」という形容詞である。

スペースがあるかないかで、働きが変わるので注意したい。

距離を表す表現

副詞的対格は、時間だけではない。

距離を表すときにも出てくる。

We walked ten miles.
私たちは10マイル歩いた。

ここで ten miles は、walked の目的語ではない。

「10マイルを歩いた」と日本語では言えるが、英語としては、

どれだけの距離を歩いたのか

を表している。

同じように、

We drove 50 kilometers.
私たちは50キロ運転した。
The river runs 100 kilometers.
その川は100キロメートル流れている。

のように、距離や長さを表す名詞句が副詞的に使われることがある。

前置詞を使う表現との違い

ここで、前置詞を使う時間表現とも比べておきたい。

in the morning
at night
on Monday
in May

これらは前置詞を使う。

一方で、

this morning
last night
next Monday
every day

では、前置詞を使わない。

日本語ではどれも「〜に」と訳せることがあるので、ここで迷いやすい。

しかし英語では、日本語の「に」に合わせて前置詞をつけるのではなく、 英語のかたまりとして覚える必要がある。

特に、

this
last
next
every
all

がつく時間表現は、前置詞なしで使うものが多い。

英作文で覚えておきたい基本セット

最後に、英作文で使いやすい表現をまとめておく。

  • last night:昨晩
  • this morning:今朝
  • this afternoon:今日の午後
  • this evening:今晩
  • next week:来週
  • last year:去年
  • every day:毎日
  • all day:一日中
  • all night:一晩中
  • the other day:先日
  • ten miles:10マイル
  • two kilometers:2キロメートル

どれも、基本的には前置詞なしで文の中に置くことができる。

I studied English last night.
I stayed home all day.
I practice every day.
We walked two kilometers.

こうした表現を知っておくと、英作文がかなり自然になる。

まとめ

副詞的対格として理解しやすい表現には、時・期間・頻度・距離を表すものが多い。

たとえば、

last night
this morning
every day
all day
ten miles

のような表現である。

これらは、形としては名詞句だが、文の中では副詞のように働く。

また、yesterdaytodaytomorrow も前置詞なしで使うが、 現代英語では副詞として固定化しているものとして扱うとわかりやすい。

英語では、日本語の「〜に」に合わせて前置詞をつけると不自然になることがある。

だから、よく使う時間・期間・距離の表現は、前置詞なしで使えるかたまりとして覚えておくとよい。

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