塾長ノート

I played tennis. と I was playing tennis. は何が違うのか

過去にしたことと、その時していた途中のことを言い分ける

これまで、 一般動詞の過去形と、 be動詞の過去形を学んだ。

I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。
I was busy yesterday.
私は昨日忙しかったです。

played は、 過去にした行動を表す。

was は、 過去の状態や場所を説明する。

では、 昨日のある時刻に、 テニスをしている途中だったことを表したいときは、 どうすればよいのだろうか。

I was playing tennis at five yesterday.
私は昨日5時にテニスをしていました。

この文では、 wasplaying が組み合わさっている。

これは、 現在進行形で学んだ形を、 過去へ移した文である。

I am playing tennis now.
私はいまテニスをしています。
I was playing tennis at five yesterday.
私は昨日5時にテニスをしていました。

be動詞の過去形 + 動詞の -ing 形 で、 過去のある時点で進んでいた動作を表す形を、 過去進行形 と呼ぶ。

今回は、 I played tennis.I was playing tennis. を比べながら、 過去形と過去進行形の違いを整理していこう。

played は、過去に行ったことを述べる

まず、 一般動詞の過去形を確認しよう。

I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。

この文は、 昨日テニスをしたという出来事を述べている。

「何時にしている途中だったか」を特に説明しているのではなく、 過去にテニスをしたことを一つの出来事として伝えている。

これらはすべて、 過去に行った行動や出来事を表す文である。

たとえば、

I played tennis yesterday.

と言えば、 昨日テニスをしたことは伝わる。

しかし、 昨日5時に何をしていたかを聞かれたときには、 ただ I played tennis. と答えるより、

I was playing tennis at five.
5時にはテニスをしていました。

と答える方が、 その時点で進行中だった動作をはっきり表せる。

つまり、 過去形は、

過去に何をしたかを述べる形

としてまず捉えるとよい。

was / were + -ing は、過去のある時点で進んでいた動作を表す

過去進行形では、 be動詞の過去形である was / were と、 動詞の -ing 形を組み合わせる。

I was playing tennis.
私はテニスをしていました。

形を取り出すと、 次のようになる。

主語 + was / were + 動詞の -ing 形
I + was + playing
She + was + reading
They + were + studying

waswere の選び方は、 be動詞の過去形で学んだとおりである。

I / he / she / it + was playing
you / we / they + were playing

過去進行形は、 過去のある時点を表す語句と一緒に使うと、 意味が分かりやすい。

I was playing tennis at five yesterday.
私は昨日5時にテニスをしていました。
She was reading a book then.
彼女はそのとき本を読んでいました。
We were having dinner at seven.
私たちは7時に夕食を食べていました。

どの文も、 過去の一点を思い浮かべ、 その時に動作が進んでいたことを表している。

ここで、 現在進行形とのつながりを確認しよう。

I am studying English now.
私はいま英語を勉強しています。
I was studying English at nine last night.
私は昨晩9時に英語を勉強していました。

現在進行形では、 am / is / are + -ing で、 今進んでいる動作を表した。

過去進行形では、 be動詞を was / were に変えて、 過去のある時点で進んでいた動作を表す。

現在進行形:am / is / are + -ing
過去進行形:was / were + -ing

I played と I was playing は、見ている場面が違う

I played tennis.I was playing tennis. は、 どちらも過去のテニスについて述べることができる。

しかし、 伝え方の焦点が異なる。

I played tennis yesterday.
私は昨日テニスをしました。
→ 昨日した出来事を述べる
I was playing tennis at five yesterday.
私は昨日5時にテニスをしていました。
→ 昨日5時に進行中だった動作を述べる

たとえば、

What did you do yesterday?
昨日、何をしましたか。

と聞かれたなら、 昨日の出来事として、

I played tennis.
テニスをしました。

と答えるのが自然である。

一方、

What were you doing at five yesterday?
昨日5時に何をしていましたか。

と聞かれたなら、 その時にしていた途中のこととして、

I was playing tennis.
テニスをしていました。

と答えることができる。

同じ違いは、 ほかの動詞でも見られる。

She read a book last night.
彼女は昨晩本を読みました。
→ 昨晩したこと
She was reading a book at nine last night.
彼女は昨晩9時に本を読んでいました。
→ 9時にしていた途中のこと

過去形では、 出来事を一つのまとまりとして述べる。

過去進行形では、 過去のある時点の中に入り込み、 その時に動作が進んでいたところを述べる。

初めの段階では、

played:昨日したこと
was playing:昨日のある時刻にしていたこと

と比べて理解するとよい。

今はまず、 過去進行形が 過去のある時点で進んでいた動作 を表す形だと押さえよう。

Was he playing ...? と Did he play ...? は聞いていることが違う

過去進行形の否定文や疑問文は、 be動詞の過去形の文として作る。

たとえば、 次の肯定文を見てみよう。

He was playing soccer at four.
彼は4時にサッカーをしていました。

否定文では、 was の後ろに not を置く。

He was not playing soccer at four.
He wasn't playing soccer at four.
彼は4時にサッカーをしていませんでした。

疑問文では、 was を主語の前に出す。

Was he playing soccer at four?
彼は4時にサッカーをしていましたか。

答えるときも、 was / wasn't を使う。

Was he playing soccer at four?
Yes, he was. / No, he wasn't.

一般動詞の過去形の疑問文と比べると、 聞いている内容の違いが見えやすい。

Did he play soccer yesterday?
彼は昨日サッカーをしましたか。
→ 昨日サッカーをしたかを聞く
Was he playing soccer at four?
彼は4時にサッカーをしていましたか。
→ 4時にサッカーをしている途中だったかを聞く

Did を使うのは、 一般動詞の過去の疑問文である。

Did he play soccer yesterday?

Was / Were を前に出すのは、 過去進行形が was / were + -ing というbe動詞を含む形だからである。

He was playing soccer.
→ Was he playing soccer?

疑問詞を使って、 何をしていたかを聞くこともできる。

What were you doing at eight last night?
あなたは昨晩8時に何をしていましたか。
I was doing my homework.
宿題をしていました。

まとめると、

I played tennis yesterday.
→ 過去にテニスをしたという出来事を述べる
I was playing tennis at five yesterday.
→ 過去のある時点でテニスをしている途中だったと述べる
過去進行形は、was / were + 動詞の -ing 形で作る。
I was playing. / They were studying.
過去進行形の否定文・疑問文は、be動詞の過去形で作る。
I wasn't playing. / Were you playing?

I played tennis.I was playing tennis. は、 どちらも過去の動作を表す。

しかし、 前者は過去にしたことを述べ、 後者は過去のある場面で進んでいた動作を述べる。

英語では、 過去の出来事をただ並べるだけでなく、 過去のある時点に目を向け、 そのとき何が進んでいたのかを文の形で表すことができるのである。

Feedback

この記事は参考になりましたか?

よろしければ「参考になった」を押してください。今後の記事づくりの参考になります。

0件のリアクション