塾長ノート

I play tennis. と I am playing tennis. は何が違うのか

ふだんすることと、今している途中のことを言い分ける

一般動詞を学んだとき、 次のような文を見た。

I play tennis.
私はテニスをします。

この文は、 自分がふだんすることや、 習慣として行っていることを表すことができる。

I play tennis every Sunday.
私は毎週日曜日にテニスをします。

では、 今まさにテニスをしている途中で、

私はいまテニスをしています。

と言いたいときも、 I play tennis. でよいのだろうか。

英語では、 ふだんすることと、 今している途中のことを、 文の形で言い分ける。

I play tennis.
私はテニスをします。
→ ふだんすること・習慣
I am playing tennis now.
私はいまテニスをしています。
→ 今している途中のこと

I am playing tennis. のように、 be動詞 + 動詞の -ing 形 で作る文を、 現在進行形 と呼ぶ。

ここで、 少し不思議に感じることがある。

一般動詞を学んだときには、

I am play tennis.
×

のように、 amplay をそのまま並べてはいけないと学んだ。

ところが、 現在進行形では、

I am playing tennis.

と、 amplaying が一緒に現れる。

この違いを理解することが、 現在進行形を学ぶ最初のポイントになる。

現在形は、ふだんすることを表す

まず、 I play tennis. のような文を確認しよう。

I play tennis.
私はテニスをします。

この文は、 文脈なしに使えば、 今ちょうどラケットを持って打っている最中というより、 自分がふだんテニスをする人であることを表しやすい。

I play tennis after school.
私は放課後にテニスをします。
I study English every day.
私は毎日英語を勉強します。
He plays soccer on Sundays.
彼は日曜日にサッカーをします。

このように、 現在の一般動詞の文は、 習慣や普段の行動を述べるときによく使う。

every dayon Sundaysafter school のような語句があると、 その意味が分かりやすい。

もちろん、 現在形には、 学習が進むとほかの使い方も出てくる。

ただ、 中1英語の最初に I play tennis.I am playing tennis. を比べるときは、

I play tennis.
→ ふだんテニスをする

という理解から始めるとよい。

ここで大切なのは、 「現在形」という名前だから、 必ず 「今この瞬間にしていること」 を表すわけではないということである。

英語では、 今している途中の動作を特にはっきり表したいとき、 現在進行形を使う。

現在進行形は、今進んでいる動作を表す

今まさに行っている途中の動作を表すとき、 英語では be動詞 + 動詞の -ing 形 を使う。

文の形を取り出すと、 次のようになる。

主語 + be動詞 + 動詞の -ing 形
I + am + playing
She + is + reading
They + are + studying

三単現を学んだ直後だと、 主語が he のとき、

He is plays tennis.

のように書きたくなるかもしれない。

しかし、 現在進行形では、

He is playing tennis.

とする。

He plays tennis. は、 一般動詞だけで現在の習慣を述べる文である。

He is playing tennis. は、 be動詞と -ing 形で、 今進行中の動作を表す文である。

He plays tennis every Sunday.
彼は毎週日曜日にテニスをします。
He is playing tennis now.
彼はいまテニスをしています。

どちらも tennis をする話ではあるが、 何を伝えたい文なのかが異なる。

am play は言えないが、am playing は言える

ここで、 最初の記事からの大事な疑問に戻ろう。

I am play tennis.
×
I am playing tennis.

なぜ、 am play は誤りなのに、 am playing は正しいのだろうか。

I play tennis. では、 play が一般動詞として、 それだけで文の中心になっている。

I play tennis.
→ play を中心に、ふだんすることを述べる

ここに am をそのまま足して、

I am play tennis.

とすることはできない。

一方、 現在進行形は、 もともと

be動詞 + 動詞の -ing 形

という組み合わせで、 一つの文の形を作る。

I am playing tennis.
→ am + playing で、いま行っている途中を表す

つまり、 amplay を無理に並べているのではなく、 am playing という現在進行形の形を作っているのである。

現在形と現在進行形を選ぶときは、 日本語の訳だけを見るより、

ふだんすることを述べたいのか。
今行っている途中を述べたいのか。

を考える方が分かりやすい。

また、 動詞の -ing 形には、 基本的な作り方がある。

play → playing
read → reading
study → studying

一方で、 語の終わり方によって、 少し形が変わるものもある。

make → making
run → running

これらの細かな作り方は、 問題演習で出てきた語とともに身につければよい。

まずは、

現在進行形 = be動詞 + 動詞の -ing 形

を確実に押さえておくことが大切である。

Do you play ...? と Are you playing ...? は聞いていることが違う

現在進行形を学ぶと、 疑問文にも新しい比較が生まれる。

Do you play tennis?
あなたはテニスをしますか。
Are you playing tennis now?
あなたはいまテニスをしていますか。

Do you play tennis? は、 一般動詞の現在形についてたずねる文である。

相手がふだんテニスをするか、 テニスをする人なのかを聞いている。

一方、 Are you playing tennis now? は、 現在進行形の疑問文である。

相手が今その動作をしている途中なのかを聞いている。

Do you study English?
英語を勉強しますか。
→ ふだんのことを聞く
Are you studying English now?
いま英語を勉強していますか。
→ 今進行中のことを聞く

現在進行形では、 be動詞が使われているため、 疑問文はbe動詞を主語の前に出して作る。

You are playing tennis.

Are you playing tennis?

否定文では、 be動詞の後ろに not を置く。

I am not playing tennis now.
私はいまテニスをしていません。
He isn't studying now.
彼はいま勉強していません。

ここでも、 一般動詞の現在形とは作り方が違う。

I don't play tennis.
私はテニスをしません。
→ 一般動詞の現在形の否定
I am not playing tennis now.
私はいまテニスをしていません。
→ 現在進行形の否定

まとめると、

I play tennis.
→ ふだんテニスをすることを述べる
I am playing tennis now.
→ 今テニスをしている途中であることを述べる
現在進行形は、be動詞 + 動詞の -ing 形で作る。
I am playing / He is reading / They are studying
現在進行形の疑問文・否定文は、be動詞の文として作る。
Are you playing? / I am not playing.

I play tennis.I am playing tennis. の違いは、 単に 「します」と「しています」の訳を覚えることではない。

ふだんの行動として述べているのか、 いま目の前で進んでいる動作として述べているのかを、 英語では文の形で示しているのである。

次は、 What are you doing? のように、 現在進行形と疑問詞を組み合わせて、 今何をしているのかをたずねる文へ進むことができる。

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