塾長ノート

I have been studying English for two hours. の have been studying は何を表しているのか

続いている動作を、現在完了進行形で表す

現在完了の継続では、 過去に始まったことが今まで続いていることを表した。

I have lived in Tokyo for five years.
私は5年間東京に住んでいます。

この文では、 東京に住んでいるという 状態 が、 過去から今まで続いている。

では、 「英語を勉強する」のような 動作 が、 ずっと続いていることを強く示したいときはどうすればよいだろうか。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。

この文の have been studying は、 have been + 動詞の -ing 形 という形になっている。 これを 現在完了進行形 という。

英語の勉強を始めたのは過去である。 しかし、 話し手が伝えたいのは、 過去のある時点で勉強したという事実だけではない。 始めた勉強が、今まで続いている ということである。

今回は、 現在完了進行形の形と、 これまで学んだ現在完了の継続との違いを整理しよう。

have been studying は、動作が今まで続いていることを表す

まず、 現在完了進行形の基本の形を確認しよう。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。

この文は、 次の三つの部分からできている。

I / have been studying / English / for two hours

I
→ 私は

have been studying
→ ずっと勉強している

English
→ 英語を

for two hours
→ 2時間

study は、 「勉強する」という動作を表す動詞である。 その動作が、 過去に始まり、 今まで続いていることを表すために、 have been studying という形を使っている。

I studied English for two hours.
私は2時間英語を勉強しました。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。

studied は過去形であり、 過去に行った勉強について述べている。 今も勉強が続いているかどうかは、 この文だけでは分からない。

一方、 have been studying は、 過去に始めた勉強を 現在まで続いている動作 としてとらえている。

She has been practicing the piano since this morning.
彼女は今朝からずっとピアノを練習しています。
They have been playing soccer for an hour.
彼らは1時間ずっとサッカーをしています。

練習することや、 サッカーをすることのように、 ある時間にわたって続けている動作を表すとき、 現在完了進行形はとても使いやすい形である。

つまり、 現在完了進行形は、 過去から現在まで、動作が続いている流れ を表すのである。

have been + -ing の形を作る

現在完了進行形は、 次の形で作る。

主語 + have / has + been + 動詞の -ing 形

been は、 be の過去分詞である。 現在完了の have + 過去分詞 という形の中に、 been が入っていると考えるとよい。

I have been reading this book for an hour.
私は1時間ずっとこの本を読んでいます。
He has been using this computer since noon.
彼は正午からずっとこのコンピューターを使っています。

主語が I / you / we / they などなら have を使い、 主語が he / she / it や単数の人・物なら has を使う。

I have been studying English.
He has been studying English.
My sister has been studying English.

否定文では、 have / has の後ろに not を置く。

I have not been sleeping well recently.
私は最近よく眠れていません。
She has not been practicing the piano this week.
彼女は今週ピアノを練習し続けていません。

短縮形では、 haven't been studyinghasn't been studying のように表す。

疑問文では、 have / has を主語の前に置く。

Have you been studying English for two hours?
あなたは2時間ずっと英語を勉強しているのですか。
Has Ken been waiting here since ten?
健は10時からここでずっと待っているのですか。

現在完了進行形の中には been-ing が入るため、 一見すると長く感じるかもしれない。 しかし、 否定文や疑問文の作り方は、 現在完了と同じく have / has を中心に考えればよい。

for / since とともに、動作の続いている時間を示す

現在完了進行形では、 動作がどれくらい続いているのかを示すために、 forsince がよく使われる。

for は、 どれくらいの長さ続いているのかを表す。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。
We have been waiting for the bus for thirty minutes.
私たちは30分間ずっとバスを待っています。

一方、 since は、 いつから続いているのかという 始まりの時点 を表す。

She has been practicing tennis since nine o'clock.
彼女は9時からずっとテニスを練習しています。
It has been raining since this morning.
今朝からずっと雨が降っています。
for two hours
→ 2時間という長さ

since nine o'clock
→ 9時という始まりの時点

これは、 前の記事で学んだ現在完了の継続と同じ考え方である。

I have lived in Tokyo for five years.
私は5年間東京に住んでいます。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。

どちらも、 過去に始まったことが現在まで続いており、 for で期間の長さを示している。

また、 どれくらい続いているのかをたずねるときには、 How long を使うことができる。

How long have you been studying English?
あなたはどれくらい英語を勉強し続けていますか。

I have been studying English for two hours.
2時間ずっと勉強しています。

How long have you been ...? は、 相手が続けている動作の長さをたずねるときに使える形である。

have lived と have been studying は、続いているものの見せ方が違う

ここまで見ると、 次の二つの文は、 どちらも過去から今までの継続を表していることが分かる。

I have lived in Tokyo for five years.
私は5年間東京に住んでいます。

I have been studying English for two hours.
私は2時間ずっと英語を勉強しています。

live in Tokyo は、 東京に住んでいるという状態を表す。 そのため、 have lived の形で、 その状態が今まで続いていることを自然に表せる。

一方、 study English は、 英語を勉強するという動作である。 have been studying とすることで、 その動作を続けている様子を前面に出せる。

状態の継続を表す
→ I have lived in Tokyo for five years.

動作を続けている様子を表す
→ I have been studying English for two hours.

ただし、 現実の英語では、 live のような動詞でも have been living と言うことはある。 ここで大切なのは、 どちらか一方しか絶対に使えないと覚えることではない。

中学英語の最初の整理としては、 状態が続いていること を表す現在完了と、 動作を続けている様子 を強く示す現在完了進行形を比べて理解するとよい。

また、 次のように、 普通は進行形にしない動詞もある。

I have known Ken for five years.
私は5年間健を知っています。

know は、 「知っている」という状態を表すため、 基本的には have been knowing とはしない。

文を作るときは、 日本語の「ずっと〜している」だけを見て機械的に have been + -ing にするのではなく、 続いているのが状態なのか、続けている動作なのか を考えることが大切である。

I have known her since elementary school.
私は小学生のころから彼女を知っています。

I have been talking with her for an hour.
私は1時間ずっと彼女と話しています。

現在完了進行形は、 形だけを見ると少し長い。 しかし、 伝えている内容ははっきりしている。

have been studying は、 過去に始めた勉強を、 今まで続けている動作として表している。 過去と現在をつなぐ現在完了に、 動きの続いている様子を加えた形なのである。

学習塾Study+から

学習塾Study+では、現在完了進行形を形だけで暗記するのではなく、 「過去に始めた動作を、今も続けている」と考えて整理します。 have lived のような状態の継続と、have been studying のような動作の継続を比べると、 文を作るときにも使い分けを判断しやすくなります。

Feedback

この記事は参考になりましたか?

よろしければ「参考になった」を押してください。今後の記事づくりの参考になります。

0件のリアクション