塾長ノート

「みらいよち」はなぜ英語で Future Sight なのか|sight は「視力」だけじゃない

future + sight から「未来を見る」イメージを読む

ポケモンの技「みらいよち」は、英語では Future Sight と呼ばれる。

みらいよち → Future Sight

future は「未来」。 sight は「視力」「見ること」「目に見えるもの」などを表す語である。

つまり Future Sight は、 単語を分けて見ると、

future = 未来
sight = 見ること・視覚・光景

という組み合わせになっている。

日本語名の「みらいよち」が 未来を予測する側に焦点を当てているのに対し、 英語名は未来を「見る」イメージが前に出ているように感じられる。

future は「これから来る時間」

future は「未来」「将来」を表す基本語である。

We need to think about the future.
→ 私たちは将来について考える必要がある。

また、非常によく使うのが in the future である。

I want to live abroad in the future.
→ 将来、海外に住みたい。

Future Sight の future も、 まずはこの「これから先の時間」という意味で考えればよい。

sight は「視力」だけではない

sight と聞くと、 「視力」という意味を思い浮かべる人が多いかもしれない。

He lost his sight.
→ 彼は視力を失った。

しかし sight には、 見ること目に入るもの・光景 という意味もある。

The mountains were a beautiful sight.
→ その山々は美しい光景だった。

つまり sight は、 目そのものではなく、 「見る」という経験の周辺まで広くカバーする語である。

Future Sight は「未来を見る」イメージ

Future Sight という名前は、 一般英語の決まったイディオムとして覚えるというより、 future と sight を組み合わせた技名として見るのが分かりやすい。

future + sight
→ 未来 + 見ること
→ 未来を見るイメージ

日本語の「みらいよち」は、 「未来に何が起こるかを予測する」という意味が強い。

一方で Future Sight は、 「未来を見通す」「未来の光景を見る」 という視覚的なイメージを作っている。

同じ技でも、 日本語と英語で少し違う角度から名前が付いているように見えるのがおもしろい。

sight を使った英語表現

sight は日常英語でも、 いくつか重要な表現に入っている。

in sight
→ 見えるところに
out of sight
→ 見えないところに
catch sight of ...
→ …を見かける、ちらっと見る
at first sight
→ 一目見て、最初に見たとき

たとえば、

I caught sight of my teacher at the station.
→ 駅で先生をちらっと見かけた。

Future Sight から sight を一語覚えるだけでも、 こうした実用的な表現へ広げることができる。

foresight とは同じではない

ここでもう一つ、 Future Sight と見た目が少し似ている語がある。

foresight

foresight は、 「これから何が起こるかを適切に判断し、それを踏まえて行動する能力」 という意味で使われる。

She had the foresight to save some money.
→ 彼女には先を見越してお金を貯めておく先見性があった。

日本語では「先見の明」「先を見通す力」などが近い。

ただし、 foresight は普通、超能力で未来の映像を見るという意味ではない。

Future Sight はポケモンの技名。 foresight は一般英語の語。 見た目は似ていても、同じものとして覚えない方がよい。

far-sighted にも「先を見通す」がある

far-sighted にも、 比喩的に「先見の明がある」という意味がある。

a far-sighted decision
→ 先を見越した判断

sight から、 「実際に見ること」だけでなく、 「先を見通す」という抽象的な意味まで広がっていくのが分かる。

ゲームでは2ターン後に攻撃

ゲームの「みらいよち」は、 技を使った2ターン後に相手を攻撃する。

ここでも、 今ではなく、少し先に起こること が技の特徴になっている。

ただし、『Pokémon UNITE』版の Future Sight には独自の効果がある。 作品ごとの細かな技効果を混同しないようにしたい。

技名から一般英語へ広げる

Future Sight そのものを日常会話で頻繁に使うわけではない。

しかし、 そこから出てくる future と sight は、 普通の英語で非常に使い道がある。

in the future
→ 将来
in sight
→ 見えるところに
out of sight
→ 見えないところに
at first sight
→ 一目見て
foresight
→ 先見の明

ポケモンの英語名をそのまま暗記するだけではなく、 中に入っている普通の英単語へ分解すると、 一つの技名からかなり多くの英語を学べる。

まとめ

ポケモンの技「みらいよち」は、 英語では Future Sight

future = 未来
sight = 視力・見ること・光景

日本語の「みらいよち」は「予測」のイメージが強く、 Future Sight は「未来を見る」という視覚的なイメージが前に出ている。

そして sight を知ると、 in sight、out of sight、catch sight of、at first sight などの 一般英語へもつながっていく。

ゲームの中の一つの技名から、 普通の英語へ戻ってくる。 この往復ができると、単語はかなり覚えやすくなる。

Dodai英単語

この記事で覚えたい英単語・英語表現

Future Sight

みらいよち / 「未来を見る」イメージの技名

in the future Dodai英単語 19級
「将来に」。futureを使う基本表現。

級はHirakuStudyの「Dodai英単語」の学習体系に基づいています。

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この記事について

本記事は、ポケモンの技名を入口に、一般英語とローカライズを考える独自の解説です。 ゲームやカードでの技・ワザの性質と、一般英語の意味を分けて整理しています。

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