ポケモンの技「ちょうはつ」は、英語では Taunt と呼ばれる。
ちょうはつ → Taunt
英語の taunt は、相手を怒らせたり不快にさせたりするために、わざとからかう・あざけることを表す。日本語の「挑発」と意味の方向がかなり近い単語である。
taunt は「わざと怒らせるためにあざける」
taunt は動詞で、相手を意図的に怒らせたり不快にさせたりするために、不親切なことを言ったり、笑ったりすることを表す。
They taunted him.
→ 彼らは彼をあざけって挑発した。
中心にあるのは、単に冗談を言うことではなく、言葉や態度で相手を刺激する意図である。
名詞の taunt は「挑発的な言葉」
taunt は名詞としても使え、相手を怒らせたり不快にさせたりする「あざけり」「挑発的な言葉」を表す。
He ignored their taunts.
→ 彼は彼らの挑発的な言葉を無視した。
taunt(動詞)= あざけって挑発する
a taunt(名詞)= 挑発的な言葉・あざけり
発音は、Cambridge Dictionaryではイギリス英語が /tɔːnt/、アメリカ英語が /tɑːnt/ と示されている。
tease とはどう違う?
「からかう」に近い英語には、tease もある。tease は、冗談としてからかう場合にも、相手を不快にさせるためにからかう場合にも使える。
I'm just teasing you.
→ ちょっとからかっているだけだよ。
一方、taunt は、相手を怒らせたり不快にさせたりするための意地悪な言葉や嘲笑に焦点があり、より攻撃的な場面で使われやすい。
tease → 冗談のからかいにも、傷つけるからかいにも使える
taunt → 怒らせる・不快にさせるためにあざける
したがって、「teaseはいつも親しげ、tauntは必ず激しい悪意」と機械的に分けることはできない。二つの用法には重なりがあるが、taunt の方が挑発する目的を前面に出しやすい、と考えるとよい。
provoke は「反応を引き起こす」
provoke も「挑発する」と訳せる。ただし、provoke は怒りだけでなく、批判・議論・感情など、何らかの反応を引き起こすことを広く表せる。
His remark provoked an angry response.
→ 彼の発言は怒りの反応を引き起こした。
taunt が「意地悪な言葉や嘲笑で相手を刺激する」という行為を具体的に表すのに対し、provoke は「反応を起こさせる」という結果まで含めて広く使える。
ゲームの Taunt は相手の補助技を止める
ゲームでは、Tauntによって Belly Drum や Tailwind のような補助技を止め、相手が攻撃するか交代するしかない状況を作れる。こうして相手の行動を絞ると、Metal Burstのような技も成功させやすくなる。
Tauntは相手の準備や支援の動きを止め、攻撃または交代という、より限定された行動へ追い込むために使われる。
作品や世代によって細かな仕様は異なり得るが、相手の補助技を止めて行動を狭めるという戦術の軸はつかみやすい。
一般英語と技の性格がつながる
一般英語の taunt は、相手を刺激して怒らせたり、不快にさせたりする行為を表す。ポケモンのTauntも、相手の落ち着いた準備を妨げ、攻撃的な行動へ追い込むように使われる。
taunt(一般英語)
→ 相手を刺激して怒らせる・不快にさせる
Taunt(ゲーム)
→ 相手の準備技を止め、攻撃か交代へ追い込みやすくする
「相手を刺激して、行動を狭める」というイメージで比べると、技名を覚えやすい。
まとめ
ポケモンの技「ちょうはつ」は、英語では Taunt。
taunt
→ 相手を怒らせたり不快にさせたりするためにあざける
→ 挑発する、あざける
tease は冗談のからかいにも相手を傷つけるからかいにも使えるのに対し、taunt は相手を刺激する意図がよりはっきり出やすい。provoke は、怒りを含むさまざまな反応を引き起こすことを、さらに広く表せる。
日本語の「挑発」と意味の方向が近く、技の戦術的な働きとも比較しやすい。ポケモンを入口に、似た「からかう・挑発する」の英語を整理できる単語である。