塾長ノート

ask a question はなぜ ask を使うのか

「質問する」を英語のかたまりで覚える

日本語では、相手に何かをたずねることを、

質問をする

と言う。

そのため、英語でもつい、

do a question

と言いたくなる。

しかし、自然な英語ではふつう、

ask a question

と言う。

これは、日本語の「する」をそのまま do にしてしまうと起こりやすいミスである。

この記事では、ask a question を入口に、 英語を自然なチャンク・コロケーションで覚える考え方を整理する。

基本は ask a question

まず、基本形は次の通りである。

ask a question
質問する

たとえば、

I asked a question.
私は質問した。
Can I ask a question?
質問してもいいですか。
She asked me a difficult question.
彼女は私に難しい質問をした。

のように使う。

日本語では「質問をする」と言うが、英語では do ではなく ask と結びつく。

質問をする → ask a question

まずはこのかたまりで覚えるのがよい。

question は「たずねるもの」

question は「質問」である。

しかし、question は単なる作業ではない。

question は、相手に向かって投げかけるものである。

だから、英語では、

do a question

ではなく、

ask a question

になる。

ask は「たずねる」「求める」という意味を持つ動詞である。

質問は、相手に情報や答えを求める行為である。

そのため、question とは ask が自然に結びつく。

do は何でも「する」ではない

日本語の「する」はとても便利である。

勉強する
運動する
質問する
決断する
約束する

かなり多くの名詞に「する」をつけることができる。

しかし、英語の do は、日本語の「する」と完全に同じではない。

英語では、名詞によって自然に結びつく動詞が違う。

do homework
宿題をする
make a decision
決断する
ask a question
質問する

どれも日本語では「する」と言える。

しかし、英語では do / make / ask を使い分ける。

つまり、日本語の「する」を見た瞬間に、反射的に do を選ぶのは危険である。

ask 人 a question の形も大事

ask a question と一緒に覚えたいのが、

ask 人 a question

の形である。

たとえば、

I asked him a question.
私は彼に質問した。
The teacher asked us a question.
先生は私たちに質問した。

のように使う。

日本語では「人に質問する」と言うため、

ask to him a question

のように前置詞を入れたくなることがある。

しかし、英語では、

ask him a question

と言える。

ask は、後ろに「人」と「質問」を直接置ける動詞である。

ask + 人 + question

この形も、チャンクとして覚えておくとよい。

ask about との違い

ask は、ask about の形でもよく使う。

ask about the exam
試験について質問する
ask about his plan
彼の計画についてたずねる

ask a question は「質問をする」という意味である。

一方、ask about は「〜についてたずねる」という意味である。

ask a question:質問をする
ask about A:Aについてたずねる

たとえば、

I asked a question about the exam.

と言えば、「私は試験について質問した」という意味になる。

このように、

ask a question
ask about 〜
ask a question about 〜

をセットで覚えておくと、英作文で使いやすい。

question と problem の違いにも注意

日本語の「問題」は、英語では文脈によって questionproblem に分かれる。

たとえば、テストの「問題」は question と言えることがある。

Question 1
第1問

一方、困っている「問題」は problem である。

solve a problem
問題を解決する

だから、

ask a question
solve a problem

のように、組み合わせも変わる。

question は「質問・問い」と結びつく。

problem は「解決すべき問題」と結びつく。

この違いも、日本語の「問題」に引っ張られやすいポイントである。

コロケーションとして覚える

ask a question は、単語を一つずつ考えるより、 かたまりで覚えた方がよい表現である。

ask a question
ask a difficult question
ask me a question
ask a question about the exam

このような自然な単語の組み合わせを コロケーション という。

question という単語を知っていても、 ask a question という形を知らなければ、英作文では使いにくい。

英語では、単語そのものだけでなく、

どの動詞と結びつくのか
どの前置詞と使うのか
どんな順番で並べるのか

まで覚える必要がある。

ask a question は、そのことを分かりやすく見せてくれる表現である。

入試・英作文での注意

英作文では、次のような日本語が出たときに注意したい。

私は先生に質問をした。

これを英語にするとき、

I did a question to my teacher.

のように書いてしまうと不自然である。

自然には、

I asked my teacher a question.

または、

I asked a question to my teacher.

と言える。

ただし、基本としてまず覚えたいのは、

ask 人 a question

の形である。

「質問する」は do ではなく ask。

ここをしっかり押さえておきたい。

一緒に覚えたい表現

ask a question と一緒に、次の表現も覚えておくとよい。

ask a simple question
簡単な質問をする
ask a difficult question
難しい質問をする
ask many questions
たくさん質問する
answer a question
質問に答える
raise a question
問題を提起する

特に、answer a question も重要である。

質問は ask し、質問には answer する。

ask a question
answer a question

このセットで覚えると使いやすい。

また、raise a question は「質問する」というより、 「疑問を提起する」「問題を持ち出す」という少し硬めの表現である。

こうした違いも、チャンクで覚えていくと見えやすくなる。

まとめ

日本語では「質問をする」と言うため、英語でも do a question と言いたくなる。

しかし、自然な英語ではふつう、

ask a question

と言う。

question は、相手に投げかける「問い」である。

そのため、「たずねる」を表す ask と結びつきやすい。

また、

ask 人 a question
ask a question about 〜
answer a question

のような形も一緒に覚えておくとよい。

日本語の「〜する」をすべて do にするのではなく、 英語ではどの動詞と結びつくのかを、かたまりで覚えることが大切である。

ask a question は、日本語直訳から自然な英語へ進むための、 とても基本的で大切なコロケーションである。

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