日本語では、少し休むことを、
休憩する
と言う。
そのため、英語でもつい、
do a break
と言いたくなるかもしれない。
しかし、自然な英語ではふつう、
take a break
と言う。
これは、日本語の「する」をそのまま do にしてしまうと起こりやすいミスである。
この記事では、take a break を入口に、 英語を自然なチャンク・コロケーションで覚える考え方を整理する。
基本は take a break
まず、基本形は次の通りである。
take a break
休憩する、一休みする
たとえば、
Let's take a break.
休憩しましょう。
I need to take a break.
休憩する必要がある。
We took a short break after lunch.
昼食後に少し休憩した。
のように使う。
日本語では「休憩する」と言うが、英語では do ではなく、 take と結びつくのが基本である。
休憩する → take a break
まずはこのかたまりで覚えるのがよい。
break は「中断・休憩」
break は、動詞では「壊す」「壊れる」という意味で覚えることが多い。
break a window
窓を割る
しかし、名詞の a break は「中断」「休憩」を表す。
a break
休憩、中断
仕事や勉強を続けている途中で、いったん流れを切る。
その時間が break である。
つまり、take a break は、
休憩という時間を取る
と考えると分かりやすい。
だから、do a break ではなく、take a break になる。
take は「時間や機会を取る」感覚
take は「取る」と覚えることが多い。
take a break の take も、その感覚から考えると分かりやすい。
休憩は、何かを「実行する作業」というより、
時間を取って休むこと
である。
そのため、英語では take と結びつきやすい。
take a break
休憩を取る
日本語でも「休憩を取る」と言えるので、 この表現は比較的イメージしやすい。
ただし、日本語では「休憩する」とも言うため、 そこから do を選ばないように注意したい。
do は「休憩」には合いにくい
do は、「作業や行為を行う」という方向の動詞である。
do homework
宿題をする
do exercise
運動をする
do the dishes
皿洗いをする
これらは、何かの作業を実行している感じがある。
一方、break は「作業をいったん止める時間」である。
だから、
do a break
ではなく、
take a break
が自然になる。
日本語の「休憩する」だけを見ると do を使いたくなるが、 英語では break を「取る」と考える。
have a break も使える
ここで少し注意したい。
have a break という表現も使われる。
Let's have a break.
休憩しましょう。
特にイギリス英語では、have a break も自然に使われる。
ただし、アメリカ英語も含めて広く基本として覚えるなら、
take a break
がかなり使いやすい。
どちらも「休憩する」という意味で使えるが、 この記事ではまず take a break を基本形として押さえる。
take a rest との違い
take a break と似た表現に、take a rest がある。
take a rest
休む、休息を取る
break は、仕事・勉強・作業の途中で一時的に中断する感じが強い。
一方、rest は、体を休める、疲れを取るという感じが強い。
take a break:作業を中断して休憩する
take a rest:体を休める、休息する
たとえば、授業中や仕事中に「少し休憩しましょう」なら、
Let's take a break.
が自然である。
一方、体調が悪い人に「少し休んだ方がいいよ」と言うなら、
You should take a rest.
のように言える。
どちらも「休む」と訳せるが、ニュアンスは少し違う。
take a short break も便利
take a break と一緒に覚えたいのが、
take a short break
である。
これは「短い休憩を取る」という意味である。
Let's take a short break.
少し休憩しましょう。
We took a short break after studying for two hours.
2時間勉強したあと、短い休憩を取った。
また、
take a five-minute break
と言えば、「5分休憩する」という意味になる。
Let's take a five-minute break.
5分休憩しましょう。
授業や勉強の場面では、かなり使いやすい表現である。
break from 〜 もよく使う
何から休むのかを言いたいときは、break from 〜 を使うことができる。
take a break from work
仕事を休む、一時的に仕事から離れる
take a break from studying
勉強を少し休む
take a break from social media
SNSから少し離れる
この from は、「〜から離れる」という感じである。
つまり、
take a break from 〜
で、「〜から一時的に離れて休む」という意味になる。
英作文でも使いやすい形なので、セットで覚えておくとよい。
日本語の「する」に注意する
日本語では、名詞に「する」をつける表現が非常に多い。
休憩する
質問する
決断する
予約する
ミスをする
しかし、英語では全部 do になるわけではない。
take a break
ask a question
make a decision
make a reservation
make a mistake
どれも日本語では「〜する」と言える。
しかし、英語ではそれぞれ自然に結びつく動詞が違う。
だから、「〜する」と見た瞬間に do を選ぶのではなく、
英語ではどの動詞と組むのか
を意識する必要がある。
コロケーションとして覚える
take a break は、単語を一つずつ考えるより、 かたまりで覚えた方がよい表現である。
take a break
take a short break
take a five-minute break
take a break from work
take a break from studying
このような自然な単語の組み合わせを コロケーション という。
break という単語を知っていても、 take a break という形を知らなければ、英作文や会話では使いにくい。
英語では、単語の意味だけでなく、
どの動詞と結びつくのか
どの前置詞と使うのか
どんな場面で自然なのか
まで覚えることが大切である。
入試・英作文での注意
英作文では、次のような日本語が出たときに注意したい。
私たちは少し休憩した。
これを英語にするとき、
We did a break.
と書くと不自然である。
自然には、
We took a break.
または、
We took a short break.
である。
また、
2時間勉強したあと、5分休憩した。
なら、
After studying for two hours, I took a five-minute break.
のように言える。
take a break は、英作文でも英会話でもかなり使いやすい基本チャンクである。
まとめ
日本語では「休憩する」と言うため、英語でも do a break と言いたくなることがある。
しかし、自然な英語ではふつう、
take a break
と言う。
break は「休憩」「中断」を表す名詞である。
take a break は、「休憩という時間を取る」と考えると分かりやすい。
一緒に覚えたい表現は、次の通りである。
take a break
take a short break
take a five-minute break
take a break from work
take a break from studying
日本語の「〜する」をすべて do にするのではなく、 英語ではどの動詞と結びつくのかを、かたまりで覚えることが大切である。
take a break は、日本語直訳から自然な英語へ進むための、 とても基本的なコロケーションである。