塾長ノート

give advice はなぜ give を使うのか

「アドバイスする」を英語のかたまりで覚える

日本語では、誰かに助言することを、

アドバイスする

と言う。

そのため、英語でもつい、

do advice

のように考えてしまうことがある。

しかし、自然な英語ではふつう、

give advice

と言う。

さらに、advice は数えられない名詞なので、

an advice

としない点にも注意が必要である。

この記事では、give advice を入口に、 「アドバイスする」「助言をもらう」に関する英語のコロケーションを整理する。

基本は give advice

まず、基本形は次の通りである。

give advice
アドバイスする、助言する

たとえば、

My teacher gave me advice.
先生が私にアドバイスをくれた。
Can you give me some advice?
少しアドバイスをもらえますか。
She gave me useful advice.
彼女は私に役立つアドバイスをくれた。

のように使う。

日本語では「アドバイスする」と言うが、英語では do ではなく、 give と結びつくのが自然である。

アドバイスする → give advice

まずはこのかたまりで覚えるのがよい。

advice は「相手に渡すもの」と考える

advice は「助言」「アドバイス」である。

英語では、advice を相手に向けて渡すもののように考えると分かりやすい。

たとえば、先生が生徒に助言する。

友人が友人に助言する。

そのとき、英語では、

advice を give する

と考える。

つまり、give advice は、

助言を相手に与える

という感覚である。

だから、do advice ではなく、

give advice

が自然になる。

do advice は不自然

do は、「行う」「実行する」という方向の動詞である。

do homework
宿題をする
do exercise
運動をする
do the dishes
皿洗いをする

do は、作業や行為を実行する感じが強い。

一方、advice は、相手に向けて伝える助言である。

そのため、

do advice

とは普通言わない。

「アドバイスする」と日本語で言えるからといって、 do を使えばよいわけではない。

英語では、

give advice

という決まった組み合わせで覚える必要がある。

advice は数えられない名詞

advice で特に注意したいのは、数えられない名詞だという点である。

日本語では「1つアドバイスをください」と言える。

そのため、英語でも、

an advice

と言いたくなる。

しかし、標準的な英語では、

an advice

とは言わない。

advice は数えられない名詞なので、次のように使う。

some advice
いくらかのアドバイス
a piece of advice
1つのアドバイス

たとえば、

Can you give me some advice?
少しアドバイスをくれませんか。
Let me give you a piece of advice.
ひとつ助言させてください。

のように使う。

advice は、give advice とあわせて、 some advicea piece of advice まで覚えるとよい。

advise は動詞

advice と似た語に advise がある。

ここはかなり大事である。

advice:名詞
advise:動詞

advice は「助言」という名詞である。

一方、advise は「助言する」という動詞である。

He gave me advice.
彼は私に助言をくれた。
He advised me.
彼は私に助言した。

どちらも近い意味を表すことができる。

ただし、形は違う。

give advice
advise someone

という形で覚えるとよい。

advise 人 to do の形

advise は、次の形でもよく使う。

advise 人 to do
人に〜するよう助言する

たとえば、

My teacher advised me to study harder.
先生は私にもっと一生懸命勉強するよう助言した。
The doctor advised him to take some rest.
医者は彼に少し休むよう助言した。

のように使う。

つまり、

give advice to someone
advise someone to do

は、どちらも「助言する」に関わる表現である。

ただし、advice は名詞、advise は動詞である。

スペルも発音も似ているので、区別して覚えたい。

「アドバイスをもらう」は get advice

では、「アドバイスをもらう」はどう言うのだろうか。

自然な表現の一つは、

get advice

である。

I got advice from my teacher.
先生からアドバイスをもらった。
You should get advice from an expert.
専門家から助言をもらった方がよい。

また、少し丁寧に言うなら、

ask for advice

も使える。

I asked my teacher for advice.
先生にアドバイスを求めた。

このように、advice は、

give advice
get advice
ask for advice

のように、動詞との組み合わせで覚えると使いやすい。

日本語の「アドバイスする」に注意する

日本語では、外来語に「する」をつけて動詞のように使うことが多い。

アドバイスする
チェックする
サポートする
リサーチする

そのため、英語でも単語に do をつければよいように感じることがある。

しかし、英語ではそれぞれ自然な言い方がある。

give advice
check
support
do research

日本語の「〜する」は便利だが、そのまま英語の do に対応するわけではない。

advice については、

give advice

というかたまりで覚えるのが安全である。

コロケーションとして覚える

give advice は、単語を一つずつ考えるより、 かたまりで覚えた方がよい表現である。

give advice
give someone advice
give useful advice
get advice
ask for advice

このような自然な単語の組み合わせを コロケーション という。

advice という単語を知っていても、 give adviceask for advice という形を知らなければ、 英作文では使いにくい。

英語では、単語の意味だけでなく、

どの動詞と結びつくのか
数えられる名詞なのか、数えられない名詞なのか
どの前置詞と使うのか

まで覚えることが大切である。

入試・英作文での注意

英作文では、次のような日本語が出たときに注意したい。

先生は私に役立つアドバイスをくれた。

これを英語にするとき、

My teacher did useful advice to me.

と書くと不自然である。

自然には、

My teacher gave me useful advice.

である。

また、

ひとつアドバイスをください。

は、

Please give me an advice.

ではなく、

Please give me some advice.
Please give me a piece of advice.

のように言う。

advice は数えられない名詞である点にも注意したい。

一緒に覚えたい表現

advice と一緒に、次の表現も覚えておくとよい。

give advice
アドバイスする
give someone advice
人にアドバイスする
get advice from someone
人からアドバイスをもらう
ask for advice
アドバイスを求める
a piece of advice
ひとつのアドバイス
useful advice
役立つアドバイス

特に、

give advice
get advice
ask for advice

はセットで覚えると使いやすい。

まとめ

日本語では「アドバイスする」と言うため、英語でも do advice と言いたくなることがある。

しかし、自然な英語ではふつう、

give advice

と言う。

advice は、相手に渡す助言のように考えると分かりやすい。

そのため、英語では give と結びつく。

また、advice は数えられない名詞なので、

an advice

とは言わない。

「ひとつのアドバイス」と言いたいときは、

a piece of advice

を使う。

一緒に覚えたい表現は、次の通りである。

give advice
get advice
ask for advice
a piece of advice
advise someone to do

日本語の「アドバイスする」をそのまま do にするのではなく、 英語では give advice というかたまりで覚えることが大切である。

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