日本語では、
お金を貯める
お金を節約する
のように言う。
英語では、このどちらにも save money がよく使われる。
save money
お金を貯める / 節約する
一方で、keep money は「お金を持ち続ける」「手元に置いておく」という感じになりやすく、 「貯金する」「節約する」の基本表現としては少しズレる。
この記事では、save money を入口に、お金に関する自然な英語のかたまりを整理する。
基本は save money
まず、基本形は次の通りである。
save money
お金を貯める / お金を節約する
たとえば、
I want to save money.
お金を貯めたい。
We need to save money for the trip.
旅行のためにお金を貯める必要がある。
This app helps me save money.
このアプリは節約に役立つ。
のように使う。
save money は、「将来のためにお金を残す」という意味でも、 「無駄に使わず節約する」という意味でも使える。
save は「救う」だけではない
save は「救う」と覚えることが多い。
save a person
人を救う
しかし、save には「取っておく」「無駄にしない」という意味もある。
save money
お金を貯める / 節約する
save time
時間を節約する
save energy
エネルギーを節約する
つまり、save は「失わないようにする」「大切に残す」という方向で考えると分かりやすい。
お金を無駄に使わずに残すから、
save money
になる。
keep money はどう違うのか
keep は「保つ」「持ち続ける」という意味を持つ。
keep the room clean
部屋をきれいに保つ
keep a promise
約束を守る
keep money と言うと、文脈によっては、
お金を持っておく
お金を手元に残しておく
のような意味にはなりうる。
しかし、「お金を貯める」「節約する」という一般的な意味では、
save money
の方が自然である。
keep は「状態を保つ」感じ、save は「無駄にせず残す」感じ、と整理するとよい。
save money for 〜
「〜のためにお金を貯める」と言いたいときは、
save money for 〜
の形を使う。
I'm saving money for a new computer.
新しいパソコンのためにお金を貯めている。
She is saving money for college.
彼女は大学のためにお金を貯めている。
この for は「目的」を表している。
つまり、
save money for 目的
で、「その目的のためにお金を貯める」という意味になる。
save up もよく使う
「お金を少しずつ貯める」という感じを出したいときは、
save up
もよく使う。
I'm saving up for a car.
車を買うためにお金を貯めている。
He saved up enough money to buy a guitar.
彼はギターを買うのに十分なお金を貯めた。
save up は、「目標に向かって積み上げて貯める」感じがある。
まずは save money を基本として覚え、余裕があれば save up も一緒に押さえるとよい。
spend money との対比で覚える
save money は、spend money と対比すると覚えやすい。
spend money
お金を使う
save money
お金を貯める / 節約する
spend は、お金や時間を費やすときに使う。
spend money on clothes
服にお金を使う
spend time studying
勉強に時間を費やす
一方、save は、無駄にせず残す方向である。
お金については、
spend money
save money
をセットで覚えると使いやすい。
日本語の「貯める」「節約する」に注意する
日本語では、「貯める」と「節約する」は少し違う。
お金を貯める
お金を節約する
しかし、英語ではどちらにも save money が使える。
I'm saving money for a trip.
旅行のためにお金を貯めている。
I stopped buying coffee every day to save money.
節約するために毎日コーヒーを買うのをやめた。
つまり、save money は、
将来のために貯める
無駄な出費を減らす
の両方で使える。
コロケーションとして覚える
save money は、単語を一つずつ考えるより、かたまりで覚えた方がよい表現である。
save money
save time
save energy
save money for 〜
save up for 〜
このような自然な単語の組み合わせを コロケーション という。
money という単語を知っていても、 save money や spend money という形を知らなければ、 英作文では使いにくい。
英語では、単語の意味だけでなく、どの動詞と結びつくのかを覚えることが大切である。
入試・英作文での注意
英作文では、次のような日本語が出たときに注意したい。
私は新しい自転車を買うためにお金を貯めています。
これは、
I am saving money for a new bike.
と言える。
また、
お金を節約するために外食を減らしました。
なら、
I ate out less to save money.
のように言える。
keep money ではなく、まず save money を自然に出せるようにしたい。
まとめ
「お金を貯める」「お金を節約する」は、英語で、
save money
と言う。
keep money は、「お金を持ち続ける」「手元に置いておく」という意味にはなりうるが、 「貯金する」「節約する」の基本表現としては save money が自然である。
一緒に覚えたい表現は、次の通りである。
save money
save money for 〜
save up for 〜
spend money on 〜
日本語の「使う」「貯める」「節約する」を一語ずつ英語にするのではなく、 英語では save money というかたまりで覚えることが大切である。