日本語では、
お金を払う
お金を使う
お金がかかる
料金を請求する
のように、お金に関する表現をいろいろ使う。
英語では、ここで pay / spend / cost / charge を使い分ける。
どれもお金に関係する語だが、 「誰が払うのか」「何にお金を使うのか」「何がいくらかかるのか」「誰が請求するのか」で形が変わる。
まず大きく分ける
ざっくり分けると、次のようになる。
pay:人が支払う
spend:お金や時間を使う
cost:物やサービスに費用がかかる
charge:店や人が料金を請求する
日本語の「払う」「かかる」をそのまま英語に置き換えるのではなく、 文の主語が何なのかを見ることが大切である。
pay は「人が支払う」
pay は、人がお金を支払うときに使う。
I paid 1,000 yen for the book.
私はその本に1000円払った。
Please pay the fee by Friday.
金曜日までに料金を支払ってください。
I paid for lunch.
私が昼食代を払った。
pay は「支払う人」に注目する語である。
基本の形としては、
pay money
pay for もの・サービス
を押さえておくとよい。
spend は「お金や時間を使う」
spend は、お金や時間を使うときに使う。
I spent 3,000 yen on books.
私は本に3000円使った。
She spends a lot of money on clothes.
彼女は服にたくさんお金を使う。
I spent two hours studying English.
私は英語の勉強に2時間使った。
spend は、「お金や時間をどこに費やしたか」に注目する。
お金なら、
spend money on 〜
時間なら、
spend time doing 〜
の形がよく使われる。
cost は「物やサービスに費用がかかる」
cost は、物やサービスが「いくらかかる」と言うときに使う。
This bag costs 5,000 yen.
このかばんは5000円する。
The ticket costs 2,000 yen.
そのチケットは2000円する。
How much does it cost?
それはいくらかかりますか。
cost の主語は、基本的に「お金がかかる物・サービス」である。
日本語では「私は5000円かかった」と言いたくなることがあるが、 英語ではふつう、
This bag cost me 5,000 yen.
このかばんに5000円かかった。
のように、物を主語にする。
charge は「請求する」
charge は、店や会社などが料金を請求するときに使う。
They charged me 1,000 yen.
彼らは私に1000円を請求した。
The hotel charges extra for breakfast.
そのホテルは朝食に追加料金を請求する。
We don't charge for this service.
このサービスには料金をいただきません。
charge は、「払う側」ではなく、 「請求する側」に注目する語である。
そのため、店・ホテル・会社・サービス提供者などが主語になりやすい。
pay と cost の違い
pay と cost は、主語の違いで考えると分かりやすい。
I paid 5,000 yen for this bag.
私はこのかばんに5000円払った。
This bag costs 5,000 yen.
このかばんは5000円する。
pay は、人が支払う。
cost は、物やサービスに費用がかかる。
人 + pay
物・サービス + cost
と考えると、英作文でかなり選びやすくなる。
spend と pay の違い
spend と pay は、どちらも人がお金を使う場面で使える。
I paid 1,000 yen for lunch.
私は昼食に1000円払った。
I spent 1,000 yen on lunch.
私は昼食に1000円使った。
pay は「支払う」という動作に注目する。
spend は「お金を使った」という消費に注目する。
pay:支払い行為
spend:お金・時間を費やすこと
どちらも近い場面で使えるが、見ているポイントが少し違う。
入試・英作文で迷いやすい形
英作文では、次のような日本語で迷いやすい。
この本はいくらですか。
これは、
How much does this book cost?
と言える。
また、
私はその本に1000円払いました。
なら、
I paid 1,000 yen for the book.
が自然である。
さらに、
私は服にたくさんお金を使います。
なら、
I spend a lot of money on clothes.
のように言える。
よく使う形で覚える
pay / spend / cost / charge は、次の形で覚えておくと使いやすい。
pay for 〜
〜の代金を払う
spend money on 〜
〜にお金を使う
spend time doing 〜
〜するのに時間を使う
How much does it cost?
それはいくらかかりますか。
charge 人 金額
人に金額を請求する
単語だけでなく、文の形ごと覚えると、英作文で使いやすくなる。
まとめ
pay / spend / cost / charge は、どれもお金に関わる基本語である。
しかし、英語では次のように使い分ける。
pay:人が支払う
spend:お金や時間を使う
cost:物やサービスに費用がかかる
charge:店や人が料金を請求する
基本の形としては、
pay for 〜
spend money on 〜
This costs 〜.
How much does it cost?
charge 人 金額
を押さえておきたい。
日本語では「払う」「使う」「かかる」と言えても、 英語では「誰が払うのか」「何がかかるのか」「誰が請求するのか」を見て単語を選ぶ。