塾長ノート

complaint / claim / request は何が違うのか

「苦情」「主張」「依頼」を英語で使い分ける

日本語では、

クレームを言う
苦情を入れる
要望を出す
返金を求める

のように、相手に何かを申し出る場面がある。

英語では、ここで complaint / claim / request を使い分けることがある。

特に日本語の「クレーム」は英語の claim とそのまま同じではないので、注意が必要である。

まず大きく分ける

ざっくり分けると、次のようになる。

complaint:苦情・不満の申し立て
claim:主張・請求・権利の申し立て
request:依頼・要望

日本語の「クレーム」は、英語では complaint に近いことが多い。

一方、claim は「苦情」というより、 何かを主張したり、権利や補償を請求したりする語である。

complaint は「苦情」

complaint は、商品・サービス・対応などへの不満や苦情を表す。

make a complaint
苦情を言う
a customer complaint
顧客からの苦情
We received a complaint about the service.
私たちはそのサービスについて苦情を受けた。

complaint は、「何かに不満があり、それを相手に伝える」という感じである。

接客やビジネスの場面で「クレーム対応」と言いたいときは、 complaint を使うことが多い。

claim は「主張・請求」

claim は、「主張する」「請求する」「権利を申し立てる」という意味で使われる。

He claimed that he was right.
彼は自分が正しいと主張した。
file an insurance claim
保険金を請求する
claim the right to vote
投票する権利を主張する

claim は、日本語の「クレーム」と同じ感覚で使うとズレやすい。

英語の claim は、苦情そのものというより、 「これは正しい」「これを受け取る権利がある」と主張する感じが強い。

request は「依頼・要望」

request は、相手に何かをお願いすることを表す。

make a request
依頼する
a request for information
情報提供の依頼
I requested a refund.
私は返金を求めた。

request は、必ずしも不満があるわけではない。

「〜してほしい」と丁寧に求める感じである。

苦情ではなく、要望や依頼を出すなら request が合いやすい。

complaint と request の違い

complaint と request は、どちらも相手に何かを伝える場面で使える。

make a complaint about the service
サービスについて苦情を言う
make a request for a refund
返金を求める

complaint は、不満や問題点を伝える。

request は、相手に何かをしてほしいと求める。

complaint:不満を伝える
request:お願い・要望を出す

「苦情」なのか「依頼」なのかを分けると、英語でも選びやすくなる。

claim と complaint の違い

日本語の「クレーム」に引っ張られると、claim と complaint を混同しやすい。

a customer complaint
顧客からの苦情
an insurance claim
保険金の請求

complaint は苦情である。

claim は主張・請求である。

complaint:不満・苦情
claim:主張・請求

そのため、日本語の「クレーム対応」は、 英語では complaint に近いことが多い。

入試・英作文で迷いやすい形

英作文では、次のような日本語で迷いやすい。

その客はサービスについて苦情を言った。

これは、

The customer made a complaint about the service.

と言える。

また、

私は返金を求めました。

なら、

I requested a refund.

が使いやすい。

さらに、

彼は自分が正しいと主張した。

なら、

He claimed that he was right.

のように言える。

よく使う形で覚える

complaint / claim / request は、次の形で覚えておくと使いやすい。

make a complaint
苦情を言う
receive a complaint
苦情を受ける
claim that 〜
〜だと主張する
file a claim
請求を行う
make a request
依頼する
request a refund
返金を求める

単語だけでなく、よく使う形で覚えると、英作文でも使いやすくなる。

まとめ

complaint / claim / request は、どれも相手に何かを申し出る場面で使われる語である。

しかし、英語では次のように使い分ける。

complaint:苦情・不満の申し立て
claim:主張・請求・権利の申し立て
request:依頼・要望

基本の形としては、

make a complaint
customer complaint
claim that 〜
file a claim
make a request
request a refund

を押さえておきたい。

日本語の「クレーム」は、英語の claim とそのまま同じではない。 苦情なら complaint、依頼なら request、主張や請求なら claim と分けて考えることが大切である。

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