前の記事では、 am / is / are は、 主語について何者なのか、 どんな状態なのか、 どこにいるのかを説明するための be動詞 であることを見た。
I am a student.
私は生徒です。
I am happy.
私はうれしいです。
I am at home.
私は家にいます。
では、 これらを否定して、
私は生徒ではありません。
私はうれしくありません。
私は家にいません。
と言いたいときは、 どうすればよいのだろうか。
英語では、 be動詞の後ろに not を置く。
I am not a student.
私は生徒ではありません。
I am not happy.
私はうれしくありません。
I am not at home.
私は家にいません。
形だけ覚えるなら、
be動詞の否定文:be動詞の後ろに not を置く
でよい。
しかし、 なぜ not は am の後ろに置かれるのだろうか。
それは、 am がこの文の中心となる動詞であり、 「主語についての説明が成り立つこと」を否定するからである。
not は「その説明ではない」と打ち消す
まず、 肯定文と否定文を並べてみよう。
I am a student.
私は生徒です。
I am not a student.
私は生徒ではありません。
肯定文では、 I について、 a student であると説明している。
I → a student
私 → 生徒である
否定文では、 その説明を not によって打ち消している。
I → not a student
私 → 生徒ではない
同じことは、 状態を述べる文でも成り立つ。
She is busy.
彼女は忙しいです。
She is not busy.
彼女は忙しくありません。
ここでは、 She について、 busy だという説明をするのか、 その説明を否定するのかが変わっている。
場所を述べる文でも同じである。
They are in the classroom.
彼らは教室にいます。
They are not in the classroom.
彼らは教室にいません。
not を置くことで、 「彼らが教室の中にいる」という説明を打ち消している。
つまり、 be動詞の文で not が否定するのは、 名前だけでも、 形容詞だけでも、 場所だけでもない。
主語について、その説明が成り立つという文全体 を否定しているのである。
am / is / are の後ろに not を置く
be動詞は、 主語によって形が変わる。
I am ...
He / She / It is ...
You / We / They are ...
否定文にするときは、 どのbe動詞であっても、 その後ろに not を置けばよい。
I am not a student.
私は生徒ではありません。
He is not a student.
彼は生徒ではありません。
You are not a student.
あなたは生徒ではありません。
We are not busy.
私たちは忙しくありません。
They are not at home.
彼らは家にいません。
否定文になっても、 am / is / are の選び方そのものは変わらない。
まず主語に合わせてbe動詞を選び、 その後ろに not を置く。
I + am + not ...
He + is + not ...
They + are + not ...
この形を、 主語とセットで身につけておくとよい。
また、 実際の英語では、 否定文にも短縮形がよく使われる。
is not → isn't
are not → aren't
He is not busy.
He isn't busy.
彼は忙しくありません。
They are not at home.
They aren't at home.
彼らは家にいません。
I am not の場合は、 基本的に I'm not という形を使う。
I am not tired.
I'm not tired.
私は疲れていません。
I amn't のような形にはしないので、 注意しておきたい。
初めの段階では、
I'm not ...
He isn't ...
They aren't ...
のように、 よく使う主語と一緒に音で覚えるのも効果的である。
一般動詞の否定文とは作り方が違う
be動詞の否定文で重要なのは、 not をbe動詞の後ろに置けば文が作れることである。
I am happy.
I am not happy.
He is a student.
He is not a student.
ここで、 以前見た一般動詞の文を思い出してみよう。
I play tennis.
私はテニスをします。
この文を否定するときは、
I do not play tennis.
I don't play tennis.
私はテニスをしません。
となる。
一般動詞の否定文では、 play not とするのではなく、 do not を使う。
したがって、 次の二つは、 否定文の作り方が異なる。
I am not busy.
→ be動詞 am の後ろに not
I don't play tennis.
→ 一般動詞 play の前に don't
中1英語では、 この違いがとても大切である。
日本語では、
私は忙しくありません。
私はテニスをしません。
のように、 どちらも文末を否定の形にすればよいように見える。
しかし英語では、 文の中心がbe動詞なのか一般動詞なのかによって、 否定文の作り方が変わる。
今回はまだ、 一般動詞の否定文を詳しく学ぶ必要はない。
ただし、 be動詞の文を否定するときには、
I am not ...
He is not ...
They are not ...
のように、 be動詞の後ろに not を置く ことを、一般動詞の文とは区別して覚えておきたい。
be動詞の否定文は、説明を否定する文
英作文でbe動詞の否定文を作るときは、 まず、 日本語の中で何を否定したいのかを考える。
私は生徒ではありません。
これは、 「私 = 生徒」という説明を否定している。
I am not a student.
また、
彼は忙しくありません。
は、 「彼は忙しい状態だ」という説明を否定している。
He is not busy.
He isn't busy.
さらに、
彼らは図書館にいません。
は、 「彼らが図書館にいる」という説明を否定している。
They are not in the library.
They aren't in the library.
このように、 be動詞の後ろが名詞でも、 形容詞でも、 場所を表す語句でも、 否定文の作り方は同じである。
肯定文:主語 + be動詞 + 説明
否定文:主語 + be動詞 + not + 説明
まとめると、
be動詞の否定文では、am / is / are の後ろに not を置く。
not は、主語についての説明が成り立つことを打ち消す。
短縮形では I'm not / isn't / aren't を使う。
一般動詞の否定文とは、作り方が異なる。
be動詞は、 主語について説明するための動詞であった。
その説明を否定したければ、 文の中心であるbe動詞のすぐ後ろに not を置く。
これが、 I am not ... という否定文の基本である。
次は、 be動詞の文を質問にするとき、 なぜ Are you ...? のようにbe動詞を前に出すのかを見ていく。