前の記事では、 be動詞の文を否定するときは、 am / is / are の後ろに not を置くことを見た。
You are a student.
あなたは生徒です。
You are not a student.
あなたは生徒ではありません。
では、 相手について、
あなたは生徒ですか。
と質問したいときは、 どうすればよいのだろうか。
英語では、 be動詞を主語の前に置いて、
Are you a student?
あなたは生徒ですか。
と表す。
肯定文では、
You are a student.
だったものが、 疑問文では、
Are you a student?
となる。
形だけ覚えるなら、
be動詞の疑問文:be動詞を主語の前に出す
でよい。
しかし、 これまで見てきたように、 be動詞は、 主語についての説明を成り立たせる文の中心である。
そのbe動詞を文の先頭に出すことで、 「その説明は成り立ちますか」と相手にたずねる形になるのである。
肯定文は説明し、疑問文はその説明をたずねる
まず、 肯定文と疑問文を並べてみよう。
You are a student.
あなたは生徒です。
Are you a student?
あなたは生徒ですか。
肯定文では、 話し手が you について、 a student であると説明している。
You → a student
あなた → 生徒である
疑問文では、 その説明を話し手が決めてしまうのではなく、 相手に確かめている。
Are you a student?
→ あなたは、生徒という説明に当てはまりますか。
状態についてたずねるときも同じである。
You are tired.
あなたは疲れています。
Are you tired?
あなたは疲れていますか。
肯定文では、 you が tired な状態であると述べている。
疑問文では、 相手が本当にその状態なのかをたずねている。
場所についてたずねるときも、 作り方は変わらない。
They are in the library.
彼らは図書館にいます。
Are they in the library?
彼らは図書館にいますか。
be動詞の後ろに来るものが、 名詞であっても、 形容詞であっても、 場所を表す語句であっても、 質問の作り方は同じである。
肯定文:主語 + be動詞 + 説明
疑問文:be動詞 + 主語 + 説明 ?
文の中心であるbe動詞を主語の前に置くことで、 その説明が正しいかどうかをたずねる文になる。
am / is / are のどれを前に出すか
be動詞には、 主語に応じて am / is / are という形があった。
I am ...
He / She / It is ...
You / We / They are ...
疑問文でも、 まず主語に合ったbe動詞を考え、 そのbe動詞を主語の前に置く。
He is a student.
↓
Is he a student?
彼は生徒ですか。
She is busy.
↓
Is she busy?
彼女は忙しいですか。
They are at home.
↓
Are they at home?
彼らは家にいますか。
You are from Japan.
↓
Are you from Japan?
あなたは日本出身ですか。
ここで、 I を主語にして、 自分について質問する場合は、
Am I late?
私は遅れていますか。
のように、 am を前に出す。
ただし、 会話では、 相手に向かって 「あなたは〜ですか」とたずねる Are you ...? を最初によく使う。
そのため、 初めの段階では、
Are you a student?
Are you busy?
Are you from Japan?
のような形を、 声に出して身につけておくとよい。
なお、 疑問文では、 文末に ? を置くことにも注意したい。
You are busy.
Are you busy?
語順と文末の記号の両方が変わることで、 読む人にも、 これは質問であることが分かる。
答えるときは、be動詞を使って答える
Are you a student? のようにたずねられたら、 答えもbe動詞を使って作る。
Are you a student?
Yes, I am. / No, I am not.
あなたは生徒ですか。
はい、そうです。/いいえ、違います。
質問では、 相手を表すために you が使われている。
しかし、 答える人は自分について返すので、 I を使う。
Are you busy?
Yes, I am.
ここは、 初めのうちに混乱しやすいところである。
質問の you をそのまま使って、
Are you busy?
Yes, you are.
と答えると、 「はい、あなたは忙しいです」と、 相手について言っている形になってしまう。
自分が答えるときは、
Yes, I am.
No, I'm not.
とする。
主語が he や she の場合は、 答えでもその主語を使う。
Is he a student?
Yes, he is. / No, he isn't.
Is she at home?
Yes, she is. / No, she isn't.
Are they busy?
Yes, they are. / No, they aren't.
ここで大切なのは、 質問に使われている動詞と、 答えに使う動詞が対応していることである。
Are you ...? → Yes, I am. / No, I'm not.
Is he ...? → Yes, he is. / No, he isn't.
Are they ...? → Yes, they are. / No, they aren't.
be動詞で聞かれた質問には、 be動詞で答える。
この感覚は、 後で一般動詞の疑問文を学ぶときにも重要になる。
一般動詞の疑問文とは混ぜない
be動詞の疑問文では、 be動詞を主語の前に置いた。
You are busy.
→ Are you busy?
では、 次の一般動詞の文も、 同じようにすればよいのだろうか。
You play tennis.
あなたはテニスをします。
この文を疑問文にするときに、
Are you play tennis?
とはしない。
play は、 be動詞ではなく一般動詞である。
一般動詞の疑問文では、 後で学ぶ do を使って、
Do you play tennis?
あなたはテニスをしますか。
とする。
まだ一般動詞の疑問文を詳しく学ぶ段階ではないが、 次の違いは覚えておきたい。
Are you busy?
→ busy という状態かを、be動詞でたずねる
Do you play tennis?
→ play という行為をするかを、一般動詞の疑問文でたずねる
日本語では、
あなたは忙しいですか。
あなたはテニスをしますか。
のように、 どちらも最後に「か」を付ければ質問になるように見える。
しかし英語では、 文の中心がbe動詞なのか、 一般動詞なのかによって、 疑問文の作り方が変わる。
まとめると、
You are a student.
→ Are you a student?
She is busy.
→ Is she busy?
They are at home.
→ Are they at home?
be動詞の疑問文では、 am / is / are を主語の前に置く。
それは、 be動詞が主語についての説明を結びつける文の中心であり、 その説明が成り立つかどうかを質問するからである。
そして、 be動詞で聞かれた質問には、 be動詞を使って答える。
Are you a student?
Yes, I am. / No, I'm not.
肯定文、否定文、疑問文を並べて見ると、
You are a student.
You are not a student.
Are you a student?
のように、 同じbe動詞の文が、 何をしたい文なのかによって形を変えていることが分かる。
ここまで理解できれば、 be動詞の文の基本はかなり見えてきた。
次は、 This is ... や He is ... の文を通して、 自分や相手以外の人・物について説明する形へ広げていく。