基礎英文法の最初の記事では、 次の二つの文を並べて見た。
I am a student.
私は生徒です。
I play tennis.
私はテニスをします。
I am a student. では、 am が文の中心になって、 「私は生徒である」と説明している。
一方、 I play tennis. では、 play が文の中心になって、 「私はテニスをする」と述べている。
am / is / are は、 これまで学んだように be動詞 と呼ばれる。
それに対して、 play のような動詞は、 中学英語では 一般動詞 と呼ばれる。
「一般動詞」と聞くと、 少しかたく見えるかもしれない。
けれども、 英語で自分のことを話そうとすると、 一般動詞はすぐに必要になる。
I play soccer.
私はサッカーをします。
I like music.
私は音楽が好きです。
I have a dog.
私は犬を飼っています。
I study English.
私は英語を勉強します。
自分が何をするのか、 何を好むのか、 何を持っているのか。
一般動詞を使うと、 I am ... だけでは言えなかったことを、 英語で表せるようになる。
一般動詞は、be動詞以外の文の中心になる動詞
最初の段階では、 一般動詞を be動詞以外で、文の中心になる動詞 と捉えておくとよい。
たとえば、
I play tennis.
では、 play が 「テニスをする」という内容の中心になっている。
I study English.
では、 study が 「英語を勉強する」という内容の中心になっている。
このように、 動作を表す語は、 一般動詞の分かりやすい例である。
play:する、プレーする
study:勉強する
read:読む
use:使う
watch:見る
ただし、 一般動詞は 「体を動かす動作を表す語」だけではない。
I like music.
私は音楽が好きです。
この文で中心になっているのは、 like である。
like は、 走ったり勉強したりする動作ではないが、 「〜を好む」という意味を持つ動詞である。
I have a dog.
私は犬を飼っています。
この文の中心は、 have である。
have は、 ここでは 「持っている」「飼っている」という意味を表している。
したがって、 一般動詞には、
することを表す動詞:play / study / read
好みを表す動詞:like / love
持っていることを表す動詞:have
のようなものがある。
英語では、 これらの動詞を文の中心にして、 自分や相手について多くのことを述べることができる。
I am ... と I play ... は何を述べているかが違う
一般動詞を学ぶときに大切なのは、 be動詞と混ぜないことである。
もう一度、 二つの文を比べてみよう。
I am a student.
私は生徒です。
I play tennis.
私はテニスをします。
I am a student. は、 自分が何者であるかを説明している。
I play tennis. は、 自分が何をするかを述べている。
I am a student.
→ I について a student であると説明する
I play tennis.
→ I が tennis を play すると述べる
ここで、 日本語だけを見ると混乱しやすい文がある。
I am happy.
私は幸せです。
I like music.
私は音楽が好きです。
日本語では、 どちらも 「〜です」という形で訳すことができる。
しかし、 英語では、 文の中心になる動詞が違う。
I am happy.
→ happy な状態であることを、be動詞で説明する
I like music.
→ music を好むことを、一般動詞 like で述べる
like には、 それだけで 「好きである」「好む」という意味がある。
そのため、
I am like music.
としても、 「私は音楽が好きです」という文にはならない。
英作文で考えるときは、 日本語に「です」があるかどうかではなく、
自分の状態や立場を説明するのか。
それとも、好む・持つ・するという動詞で述べるのか。
を考える必要がある。
その選択によって、 be動詞を使うのか、 一般動詞を使うのかが決まる。
I と you の文では、一般動詞をそのまま使う
まず学ぶ一般動詞の文では、 主語が I や you のとき、 動詞をそのまま置いて文を作る。
I play soccer.
私はサッカーをします。
You play soccer.
あなたはサッカーをします。
I like music.
私は音楽が好きです。
You like music.
あなたは音楽が好きです。
I have a bike.
私は自転車を持っています。
You have a bike.
あなたは自転車を持っています。
主語が we や they の場合も、 この段階では動詞の形は同じである。
We play tennis.
私たちはテニスをします。
They like music.
彼らは音楽が好きです。
つまり、 まずは次の形を使って、 英語で言えることを増やしていけばよい。
I play ...
I like ...
I have ...
I study ...
たとえば、 自分について次のように表すことができる。
I play badminton.
私はバドミントンをします。
I like cats.
私は猫が好きです。
I have a brother.
私には兄(弟)がいます。
I study math.
私は数学を勉強します。
I am ... では、 名前や立場、状態、場所を説明することができた。
一般動詞を学ぶと、 好きなもの、 していること、 持っているものについても話せるようになる。
なお、 後で he や she を主語にする一般動詞の文を学ぶと、
He plays soccer.
She likes music.
のように、 動詞に s が付くことがある。
これは後で学ぶ 三単現の s という仕組みである。
今の段階では、 まず I / you + 一般動詞 の形で、 自分や相手について述べられるようになればよい。
一般動詞を使うと、英語で伝えられることが増える
一般動詞の肯定文は、 形そのものはとてもシンプルである。
主語 + 一般動詞 + その後ろに続く語
I play tennis.
I like music.
I have a dog.
I study English.
ここで文の中心になっているのは、
play
like
have
study
である。
これらの一般動詞を使う文には、 am を付ける必要はない。
I play tennis.
○
I am play tennis.
×
I like music.
○
I am like music.
× 「私は音楽が好きです」の意味にはならない
まとめると、
be動詞の文:主語について、名前・立場・状態・場所を説明する
I am a student. / I am happy.
一般動詞の文:主語がすること、好むこと、持っていることなどを述べる
I play tennis. / I like music. / I have a dog.
一般動詞を学ぶことで、 英語は一気に自分の生活と結びつきやすくなる。
自分の好きなものを言う。 自分の部活動や趣味を言う。 自分が持っているものを言う。 自分が普段勉強することを言う。
その中心にあるのが、 play、 like、 have、 study のような一般動詞である。
次は、 この一般動詞の文を否定して、
I do not play tennis.
I don't play tennis.
と言うとき、 なぜ not だけでなく do が必要になるのかを見ていく。