塾長ノート

Who is that boy? と Who plays tennis? は何が違うのか

人を説明してもらうのか、動作をする人をたずねるのか

これまで、 物の持ち主をたずねる Whose や、 いくつかの中から選ぶ Which を見てきた。

Whose bag is this?
これは誰のかばんですか。
Which bag is yours?
どのかばんがあなたのものですか。

では、 人そのものについて 「誰」と聞きたいときは、 どの語を使えばよいだろうか。

英語では、 人をたずねるときに Who を使う。

Who is that boy?
あの少年は誰ですか。

ところが、 Who を使った文には、 次のような形もある。

Who plays tennis?
誰がテニスをしますか。

一文目には、 be動詞の is がある。

二文目には、 一般動詞の plays がある。

どちらも Who を使って人を聞いているが、 たずねている内容と文の作り方は同じではない。

Who is that boy?
→ あの少年が誰なのかを聞く
Who plays tennis?
→ テニスをする人が誰なのかを聞く

今回は、 Who を使う二種類の文を比べながら、 be動詞の質問と、 一般動詞の主語をたずねる質問の違いを整理していこう。

Who is that boy? は、その人が誰なのかを聞く

まず、 Who is that boy? を見てみよう。

Who is that boy?
あの少年は誰ですか。

この質問では、 目の前にいる少年や、 話題に出ている少年について、 その人が誰なのかを聞いている。

答えは、 人を説明するbe動詞の文になる。

Who is that boy?
He is Ken.
あの少年は誰ですか。
彼は健です。
Who is that boy?
He is my brother.
彼は私の兄(弟)です。

この形は、 以前学んだ This is ...He is ... とつながっている。

That boy is Ken.
あの少年は健です。

その Ken の部分が分からず、 人についてたずねるなら、

Who is that boy?
あの少年は誰ですか。

となる。

同じように、 彼女が誰なのかを聞くなら、

Who is she?
彼女は誰ですか。

複数の人について聞くなら、 be動詞を are にする。

つまり、 Who is that boy? は、 行動について聞いている文ではない。

その人の名前や立場、関係などを、 be動詞を使って説明してもらう質問なのである。

Who plays tennis? は、動作をする人を聞く

次に、 Who plays tennis? を見てみよう。

Who plays tennis?
誰がテニスをしますか。

この文では、 すでに知りたい内容が play tennis という行動になっている。

知りたいのは、 その行動をする人が誰なのかである。

Ken plays tennis.
健はテニスをします。

この文で、 Ken の部分が分からず、 「誰がテニスをするのか」と聞くなら、

Who plays tennis?
誰がテニスをしますか。

となる。

ここで重要なのは、 Who 自身が、 文の主語になっていることである。

Ken plays tennis.

Who plays tennis?

Who は、 「誰が」の位置に入り、 テニスをする人をたずねている。

同じ形で、 さまざまな行動をする人を聞くことができる。

答えは、 主語に人を置いた一般動詞の文になる。

Who plays tennis?
Ken does. / Ken plays tennis.
健です。/健がテニスをします。

中1英語では、 Who plays ...? のように、 Who が主語になる現在の質問では、 一般動詞を plays / likes / has のような形で使うと押さえておくとよい。

Who play tennis?
×
Who plays tennis?

中1英語では、 人を主語としてたずねる現在の基本形を、 Who plays ...? の形で押さえておけばよい。

Who plays tennis? には、なぜ do / does がないのか

一般動詞の疑問文を学んだとき、 次のような形を見た。

Do you play tennis?
あなたはテニスをしますか。
Does he play tennis?
彼はテニスをしますか。

そのため、 Who plays tennis? にも、

Does who play tennis?

のように does を入れたくなるかもしれない。

しかし、 基本の質問では、

Who plays tennis?

と言う。

その理由は、 何を知りたい質問なのかにある。

Does he play tennis? では、 主語はすでに he と分かっている。

その人がテニスをするかどうかを確認するために、 Does を前に置く。

Does he play tennis?
→ 彼がテニスをするかどうかを聞く

一方、 Who plays tennis? では、 その主語自体が分からない。

Who が、 知りたい主語の位置にそのまま入っている。

Who plays tennis?
→ テニスをする人が誰かを聞く

二つを並べると、 違いが見えやすい。

Does Ken play tennis?
健はテニスをしますか。
→ 健について、するかどうかを聞く
Who plays tennis?
誰がテニスをしますか。
→ テニスをする人が誰かを聞く

Who が主語をたずねている場合、 普通の疑問文のように do / does を前に出す形にはしない。

まずは、

Do you play tennis?
→ あなたがするかを聞く
Who plays tennis?
→ 誰がするかを聞く

という違いを、文ごとに理解しておくことが大切である。

Who / Whose / Which は、聞きたい情報が違う

ここまで、 人や物に関係する疑問詞として、 WhoWhoseWhich を見てきた。

どれも日本語では 「だれ」「どれ」に関わるため、 混ざりやすい。

しかし、 聞きたい情報は異なる。

Who is that boy?
あの少年は誰ですか。
→ 人が誰なのかを聞く
Who plays tennis?
誰がテニスをしますか。
→ 行動をする人が誰なのかを聞く
Whose bag is this?
これは誰のかばんですか。
→ 物の持ち主を聞く
Which bag is yours?
どのかばんがあなたのものですか。
→ 選択肢の中からどれかを聞く

まとめると、

Who は、人をたずねる疑問詞である。
Who is that boy? / Who plays tennis?
Who is that boy? は、be動詞を使って、
その人が誰なのかを聞く。
Who plays tennis? は、一般動詞を使って、
その行動をする人が誰なのかを聞く。
Who が一般動詞の文の主語になるとき、
基本の質問では do / does を前に置かない。
Who plays tennis?

Who is that boy?Who plays tennis? は、 どちらも人について聞く文である。

しかし、 前者は人を説明してもらう質問であり、 後者は行動の主語になっている人をたずねる質問である。

疑問詞を使うときは、 日本語の「誰」に合わせて Who を置くだけでなく、 その人が文の中でどの役割に入るのかまで見ると、 英文の形が理解しやすくなる。

次は、 方法や手段をたずねる How を使って、 How do you go to school? の作り方を見ていく。

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