塾長ノート

How beautiful! と What a beautiful flower! は何が違うのか

特徴に感動するか、物を含めて感動するかで形を選ぶ

きれいな花を見たとき、 ただ事実として説明するなら、 次のように言える。

This flower is beautiful.
この花は美しいです。

しかし、 実際に花を見て、 「なんて美しいんだろう」と感動した気持ちを そのまま表したいこともある。

How beautiful!
なんて美しいのでしょう。

また、 「なんて美しい花なんだろう」と、 花という物まで含めて言いたいなら、 次のようになる。

What a beautiful flower!
なんて美しい花なのでしょう。

How beautiful!What a beautiful flower! は、 どちらも驚きや感動を表す文である。 このような文を 感嘆文 と呼ぶ。

ただし、 二つは同じ形ではない。 How のあとには、 「美しい」「暑い」のような特徴を表す語を置き、 What のあとには、 「美しい花」「かわいい人形」のような名詞を含むまとまりを置く。

今回は、 How ...!What ...! の感嘆文を比べながら、 どのように作り分けるのかを整理していこう。

How は、特徴そのものを前に出して感動を表す

How ...! の感嘆文では、 感動している特徴を How の直後に置く。

How + 形容詞!
なんと〜なのでしょう。

たとえば、 暑い日に外へ出て、 思わず「なんて暑いんだ」と言うなら、

How hot!
なんて暑いのでしょう。

かわいい犬を見て、 そのかわいさに反応するなら、

How cute!
なんてかわいいのでしょう。

おもしろい話を聞いて、 内容のおもしろさに驚くなら、

How interesting!
なんておもしろいのでしょう。

これらの文では、 hotcuteinteresting という形容詞が中心になっている。

How hot!
→ 暑さに反応している

How cute!
→ かわいさに反応している

How interesting!
→ おもしろさに反応している

つまり、 How を使うときは、 「何がかわいいのか」「何が美しいのか」を必ずしも言わず、 まず どんな特徴に感動したのか を前に出している。

文として詳しく言えば、 次のように主語と動詞を続ける形もある。

How beautiful this flower is!
この花はなんて美しいのでしょう。

しかし、 中2英語の最初の段階では、 まず How + 形容詞! という基本の形を確実に押さえればよい。

What は、名詞を含むまとまりに感動を表す

一方、 What ...! の感嘆文では、 「どんな物なのか」まで含めて感動を表す。

What a + 形容詞 + 名詞!
なんと〜な…なのでしょう。

たとえば、 一輪の美しい花を見て、 花そのものを言葉に含めるなら、

What a beautiful flower!
なんて美しい花なのでしょう。

かわいい人形を見たなら、

What a pretty doll!
なんてかわいい人形なのでしょう。

すばらしい考えを聞いたなら、

What a great idea!
なんてすばらしい考えなのでしょう。

ここで注目したいのは、 What のあとに、 形容詞だけでなく flower / doll / idea のような名詞があることである。

How beautiful!
→ 美しいという特徴に感動する

What a beautiful flower!
→ 美しい花という物を含めて感動する

日本語では、 どちらも「なんて美しいのでしょう」「なんて美しい花なのでしょう」と訳せるので、 気持ちの強さだけを見ていると区別しにくい。

英語では、 形容詞だけを中心にするなら How名詞を含めて言うなら What と見ると、 形を選びやすくなる。

What a ...! の a は、名詞の数え方で決まる

What a beautiful flower!a は、 感嘆文だから特別についたものではない。

flower が、 一つずつ数えられる名詞で、 ここでは一輪の花を表しているため、 a flower になっている。

a beautiful flower
美しい一輪の花
→ What a beautiful flower!
a cute dog
かわいい一匹の犬
→ What a cute dog!

名詞が母音で始まる音を持つときは、 an を使う。

an interesting story
おもしろい一つの話
→ What an interesting story!
なんておもしろい話なのでしょう。

では、 花や犬が二つ以上あるときはどうなるだろうか。 複数形には a / an をつけないので、 感嘆文でも同じである。

beautiful flowers
美しい花々
→ What beautiful flowers!
なんて美しい花々なのでしょう。
cute dogs
かわいい犬たち
→ What cute dogs!
なんてかわいい犬たちなのでしょう。

したがって、 What の感嘆文を作るときは、 ただ What a ...! と丸暗記するのではなく、 後ろの名詞が一つなのか複数なのかを見る必要がある。

単数:What a beautiful flower!
複数:What beautiful flowers!

これは、 すでに学んだ a dog / dogs の区別が、 感嘆文の中でもそのまま働いているということである。

疑問文の What / How と、感嘆文の What / How を混同しない

whathow は、 これまで疑問文の中でも学んできた。

What do you play after school?
あなたは放課後、何をしますか。
How do you go to school?
あなたはどうやって学校へ行きますか。

これらの文では、 What は「何を」、 How は「どのように」と、 相手に答えを求めている。

しかし、 感嘆文では、 答えを求めているわけではない。

How beautiful!
→ 「どれほど美しいか」と感動を表している
What a beautiful flower!
→ 「なんて美しい花か」と感動を表している

見た目としては、 文の先頭に WhatHow があるため、 疑問文と似ているように感じるかもしれない。

しかし、 疑問文は相手に情報をたずね、 感嘆文は話し手の驚きや感動を表す。 文の役割が違うのである。

疑問文:How do you go to school?
→ 方法をたずねる

感嘆文:How beautiful!
→ 美しさに感動する

ここまでをまとめると、

How + 形容詞!
特徴そのものに感動するときに使う。
How beautiful! / How hot!
What a/an + 形容詞 + 単数名詞!
一つの物を含めて感動を表すときに使う。
What a beautiful flower! / What an interesting story!
What + 形容詞 + 複数名詞!
複数の物を含めて感動を表すときに使う。
What beautiful flowers!

How beautiful!What a beautiful flower! の違いは、 感動の強さの違いではない。

どちらも強い気持ちを表せるが、 美しいという特徴を前に出すのか美しい花という名詞を含むまとまりを前に出すのか が違う。

感嘆文を作るときは、 まず「何に感動しているのか」を考える。 特徴なら How、 名詞を含めて言いたいなら What と考えれば、 文の形を選びやすくなる。

次は、 Why were you late?Because I got up late. のように、 理由をたずね、理由を答える表現へ進もう。

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