塾長ノート

I went to the library to study English. の to study は何を表しているのか

何のためにしたのかを、不定詞で加える

前回までに、 to + 動詞の原形 という形が、 「〜すること」を表せることを確認した。

I want to study English.
私は英語を勉強したいです。

この文では、 to study English は、 「何をしたいのか」を表している。

つまり、 want の目的語として、 「英語を勉強すること」という内容を置いているのである。

では、 次の文ではどうだろうか。

I went to the library to study English.
私は英語を勉強するために図書館へ行きました。

ここにも、 to study English がある。

しかし、 この文では 「英語を勉強することを行きました」 という意味ではない。

先に述べられている動作は、 went to the library、 つまり「図書館へ行った」である。

その後ろの to study English は、 「何のために図書館へ行ったのか」を付け加えている。

I went to the library.
私は図書館へ行きました。

↓ 何のために?

to study English
英語を勉強するために

このように、 動作の目的を表して 「〜するために」と訳せる不定詞を、 副詞的用法の不定詞 と呼ぶ。

to study English は、「行った目的」を説明している

まず、 文の中心になる動作を確認しよう。

I went to the library.
私は図書館へ行きました

この文は、 これだけでも英文として成り立っている。

ただし、 これだけでは、 何のために図書館へ行ったのかは分からない。

そこで、 後ろに不定詞を加える。

I went to the library to study English.
私は英語を勉強するために図書館へ行きました。

文の中身を分けて見ると、 次のようになる。

I went to the library.
→ 私は図書館へ行きました。

to study English
→ 英語を勉強するために

to study English は、went の目的を説明する。

日本語では、 「英語を勉強するために」を先に置いて、 「図書館へ行きました」と続けることが自然である。

私は英語を勉強するために図書館へ行きました。

一方、英語では、 まず I went to the library と行動を述べ、 その後ろに to study English と目的を足す形になる。

I went to the library to study English.
行動 + その行動の目的

同じ形は、 さまざまな動作について使うことができる。

I got up early to practice soccer.
私はサッカーを練習するために早く起きました。
She went to the station to meet her friend.
彼女は友達に会うために駅へ行きました。
We use this computer to study English.
私たちは英語を勉強するためにこのコンピューターを使います。

どの文でも、 不定詞は、 すでに述べられた動作について 「何のためにその動作をするのか」を説明している。

I want to study. の to study とは役割が違う

注意したいのは、 不定詞は形が同じでも、 文の中での働きが同じとは限らないことである。

I want to study English.
私は英語を勉強したいです。
I went to the library to study English.
私は英語を勉強するために図書館へ行きました。

どちらにも、 to study English が使われている。

しかし、 一つ目では、 「何をしたいのか」を表している。

I want to study English.
want 何を?
→ 英語を勉強することを
名詞的用法

二つ目では、 「何のために図書館へ行ったのか」を表している。

I went to the library to study English.
went to the library 何のために?
→ 英語を勉強するために
副詞的用法

ここで、 「名詞的」「副詞的」という言葉だけを暗記するより、 文に問いかけて見分ける方が分かりやすい。

want の後ろで「何を?」に答えるなら、〜すること
I want to read this book.
私はこの本を読みたいです。
動作について「何のために?」に答えるなら、〜するために
I went to the library to read this book.
私はこの本を読むために図書館へ行きました。

形だけを見れば、 どちらも to read this book である。

けれども、 どの言葉に結びつき、 何を説明しているかを見ると、 役割の違いが見えてくる。

「〜するために」を加えると、行動の理由まで伝えられる

目的を表す不定詞を使うと、 「何をしたか」だけでなく、 「なぜその行動をしたのか」まで一文で伝えられる。

I went to the park.
私は公園へ行きました。
I went to the park to play tennis.
私はテニスをするために公園へ行きました。

一文目では、 公園へ行ったことだけが分かる。

二文目では、 その行動の目的まで相手に伝わる。

「どこへ行くか」だけでなく、 「何をしに行くか」を表す文では、 特によく使われる。

I went to the supermarket to buy some fruit.
私は果物をいくらか買うためにスーパーへ行きました。
Ken went to the library to borrow a book.
健は本を借りるために図書館へ行きました。
My father went to the airport to meet my aunt.
私の父はおばを迎えに空港へ行きました。

ただし、 目的を表す不定詞は、 go の文だけで使うものではない。

I study English to talk with people from other countries.
私は外国の人たちと話すために英語を勉強します。
She opened the window to get some fresh air.
彼女は新鮮な空気を入れるために窓を開けました。
We came here to help you.
私たちはあなたを助けるためにここへ来ました。

行く、起きる、使う、勉強する、開ける、来るなど、 さまざまな動作に対して、 「その目的は何か」を不定詞で付け加えられるのである。

文を作るときは、行動の後ろに目的を足す

自分で英文を作るときは、 いきなり長い文を組み立てようとせず、 まず「何をしたのか」を英語にするとよい。

たとえば、 「私は本を借りるために図書館へ行きました」 と言いたいとする。

まず、 行動の部分を作る。

I went to the library.
私は図書館へ行きました。

次に、 「何のために?」に当たる部分を、 to + 動詞の原形 で作る。

to borrow a book
本を借りるために

そして、 行動の後ろに目的を加える。

I went to the library to borrow a book.
私は本を借りるために図書館へ行きました。

同じように、 「私は友達に会うために駅へ行きました」 なら、

I went to the station.
+ to meet my friend

I went to the station to meet my friend.

ここでも、 to の後ろに来る動詞は、 主語や時制にかかわらず原形である。

I go to the library to study English.
私は英語を勉強するために図書館へ行きます。
I went to the library to study English.
私は英語を勉強するために図書館へ行きました。
She goes to the library to study English.
彼女は英語を勉強するために図書館へ行きます。

時制や三単現によって変化するのは、 文の中心になる動詞の go / went / goes である。

不定詞の中の動詞は、 どの文でも to study のままである。

まとめると、

to + 動詞の原形 は、 「〜するために」と動作の目的を表すことができる。
I went to the library to study English.
目的を表す不定詞は、 「何のためにその行動をしたのか」を説明する。
She went to the station to meet her friend.
同じ形でも、 「〜すること」を表して目的語になる不定詞とは働きが違う。
I want to study English. → 英語を勉強すること
I went to the library to study English. → 英語を勉強するために
時制や主語が変わっても、 不定詞の中の動詞は原形である。
I went to the library to study English.
She goes to the library to study English.

不定詞の副詞的用法が使えるようになると、 「行きました」「勉強します」のように動作だけを言うのではなく、 その行動に込めた目的まで、 一つの文の中で表せるようになる。

次は、 I am happy to see you. のように、 「〜してうれしい」と感情の原因を表す不定詞を整理していこう。

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