塾長ノート

I was sick, so I went to bed early. の so は何を表しているのか

理由を受けて、その結果を続ける

中1範囲では、 語や文をつなぐ基本的な接続詞として、 and / but / or を学んだ。

I like English and math.
私は英語と数学が好きです。
→ 情報を加える
I like English, but I don't like math.
私は英語が好きですが、数学は好きではありません。
→ 対比を示す
Do you like English or math?
あなたは英語と数学のどちらが好きですか。
→ 選択肢を示す

中2では、 そこにもう一つ、 文どうしの関係を示す大切な接続詞が加わる。

I was sick, so I went to bed early.
私は気分が悪かったので、早く寝ました。

この文では、 「気分が悪かった」ということと、 「早く寝た」ということが、 ただ並べられているわけではない。

気分が悪かった。

だから、早く寝た。

前の内容が理由や原因になり、 後ろの内容がその結果になっている。

so は、 前に述べた内容を受けて、 「それで」「だから」と 結果を続ける接続詞である。

今回は、 so がどのように二つの文をつなぐのか、 そして because と何が違うのかを整理していこう。

so は、前の理由を受けて結果を続ける

まず、 次の二つの文を見てみよう。

I was sick.
私は気分が悪かったです。
I went to bed early.
私は早く寝ました。

この二文を and でつなぐと、 二つの出来事を加えて並べることはできる。

I was sick, and I went to bed early.
私は気分が悪く、早く寝ました。

しかし、 ここで伝えたいのは、 単に二つの出来事があったことではない。

「気分が悪かった」から、 その結果として 「早く寝た」のである。

その関係をはっきり示すなら、 so を使う。

I was sick, so I went to bed early.
私は気分が悪かったので、早く寝ました。

この文の流れは、 次のように捉えられる。

I was sick.
→ 理由・原因になる内容

so I went to bed early.
→ その結果として起こった内容

別の例も見てみよう。

I got up late, so I missed the first train.
私は遅く起きたので、始発電車に乗り遅れました。
I didn't have lunch, so I am hungry.
私は昼食を食べなかったので、おなかがすいています。

一つ目の文では、 遅く起きたことが理由となって、 電車に乗り遅れたという結果につながっている。

二つ目の文では、 昼食を食べなかったという過去の出来事が理由となって、 今おなかがすいているという状態につながっている。

つまり、 so の前と後ろで、 動詞の時制が必ず同じになるわけではない。

理由・原因, so 結果
「〜だった。だから、…になった/…する。」

という関係が大切である。

because は理由を加え、so は結果を続ける

理由を表す語としては、 すでに because も学んでいる。

I went to bed early because I was sick.
私は気分が悪かったので、早く寝ました。

この文が表す出来事は、 次の文とほぼ同じである。

I was sick, so I went to bed early.
私は気分が悪かったので、早く寝ました。

しかし、 文の組み立て方は同じではない。

I went to bed early because I was sick.
結果:早く寝た
+ 理由:気分が悪かったから
I was sick, so I went to bed early.
理由:気分が悪かった
+ 結果:だから早く寝た

because は、 「なぜそうしたのか」という 理由 を加える。

一方、 so は、 「そのためどうなったのか」という 結果 を続ける。

たとえば、 次の二文も同じ関係を別の向きから表している。

I stayed home because it was rainy.
雨だったので、私は家にいました。
→ 家にいた理由を説明する
It was rainy, so I stayed home.
雨でした。だから、私は家にいました。
→ 雨だった結果を続ける

日本語では、 どちらも 「〜なので」「〜から」 のように訳せるため、 違いが見えにくいことがある。

そのときは、 どちらを先に述べているかを見るとよい。

because
結果を述べたあとで、理由を説明する

so
理由を述べたあとで、結果を続ける

なお、 中学英語で文を作るときには、 becauseso を同じ一文に重ねて使わないようにしよう。

○ I went to bed early because I was sick.
○ I was sick, so I went to bed early.

× Because I was sick, so I went to bed early.

理由を示す形にするか、 結果を続ける形にするかを選べばよい。

so は、語ではなく「理由の文」と「結果の文」をつなぐ

and / but / or は、 場合によって、 名詞どうしや動詞どうしもつなぐことができた。

I like dogs and cats.
→ 名詞どうしをつなぐ
She sings and dances.
→ 動作どうしをつなぐ
Do you like tea or coffee?
→ 選択肢となる名詞をつなぐ

それに対して、 今回扱う so は、 基本的に 前の文を理由として受け、後ろに結果の文を続ける と考えるとよい。

I was tired, so I went to bed.
私は疲れていたので、寝ました。

I was tired も、 I went to bed も、 それぞれ主語と動詞を持った文である。

I was tired.
I went to bed.

so は、 この二文の間にある 「前のことが理由となって、後ろのことが起こった」 という関係を示している。

ここで、 but とも比べてみよう。

I studied hard, but I couldn't pass the test.
私は一生懸命勉強しましたが、試験に合格できませんでした。
→ 予想と異なる方向の結果を示す
I studied hard, so I passed the test.
私は一生懸命勉強したので、試験に合格しました。
→ 前の内容から自然につながる結果を示す

同じ I studied hard から始まっていても、 後ろの内容との関係によって、 選ぶ接続詞は変わる。

and:情報を加える
but:対比・予想外の方向を示す
or:選択肢を示す
so:理由を受けて結果を続ける

接続詞を使うときは、 単に日本語訳を思い出すのではなく、 前後の内容をどのような関係として伝えたいのか を考えることが大切である。

これまでに学んだ文と so を組み合わせる

so を使えば、 これまでに学んだ文法を、 理由と結果の流れとしてつなげられる。

まず、 過去形の文と組み合わせてみよう。

I got up late, so I missed the bus.
私は遅く起きたので、バスに乗り遅れました。
It was cold, so I closed the window.
寒かったので、私は窓を閉めました。

前半も後半も、 過去に起こった出来事を表している。

次に、 現在の状態を結果として続けてみよう。

I lost my umbrella, so I don't have one now.
私はかさをなくしたので、今かさを持っていません。

かさをなくしたのは過去の出来事だが、 持っていないのは現在の状態である。

未来表現とも組み合わせられる。

It will rain tomorrow, so I am going to stay home.
明日は雨が降るでしょう。だから、私は家にいるつもりです。

この文では、 雨が降るという予想を受けて、 家にいるという予定を述べている。

助動詞の文とつなげることもできる。

You have a test tomorrow, so you should study tonight.
あなたは明日テストがあるので、今夜勉強したほうがよいです。

このように、 so そのものは小さな語だが、 自分が知っている文を二つつなぎ、 理由と結果のある発言に広げることができる。

最後に、 今回の内容を整理しよう。

so は、 前に述べた理由・原因を受けて、 その結果を続ける接続詞である。

I was sick, so I went to bed early.
私は気分が悪かったので、早く寝ました。
because は理由を加え、 so は結果を続ける。

I went to bed early because I was sick.
I was sick, so I went to bed early.
and / but / or / so は、前後の内容の関係によって使い分ける。

and:加える
but:対比する
or:選ぶ
so:結果を続ける

二つの英文を作れるようになったら、 次は、 それらをどう関係づけて伝えるかが大切になる。

so は、 「何があったのか」だけでなく、 「そのためどうなったのか」まで 英語で伝えるための接続詞である。

次は、 when を使って、 「〜するとき」と二つの出来事をつなぐ文を見ていこう。

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