英語で when と聞くと、 まず「いつ」とたずねる疑問詞を思い出す人が多いだろう。
When do you play tennis?
あなたはいつテニスをしますか。
この when は、 相手に時をたずねている。
しかし、 次の文の when は、 質問をしているわけではない。
When I was a child, I lived in Kobe.
私が子どもだったとき、私は神戸に住んでいました。
この文では、 「私は神戸に住んでいました」という出来事に、 「私が子どもだったとき」という時の説明を加えている。
つまり、 ここでの when は、
ある出来事が、いつ起きたのかを説明するために、
二つの文をつなぐ
働きをしている。
このように、 文と文をつなぐ when は、 「〜するとき」「〜したとき」という意味を表す 接続詞 である。
今回は、 疑問詞としての when と比べながら、 接続詞 when の文の組み立て方を整理していこう。
when は「いつ?」ではなく、二つの文を時間でつなぐことがある
まず、 次の二つの文を見てみよう。
I was a child.
私は子どもでした。
I lived in Kobe.
私は神戸に住んでいました。
この二つは、 別々の情報を表している。
しかし、 話し手が伝えたいのは、 ただ「子どもだった」「神戸に住んでいた」と 二つの事実を並べることではない。
「神戸に住んでいたのは、子どものころだった」 という関係を示したいのである。
そこで、 時を説明する文の前に when を置く。
When I was a child, I lived in Kobe.
私が子どもだったとき、私は神戸に住んでいました。
この文の中心として述べているのは、 I lived in Kobe である。
そして、 when I was a child は、 それがいつのことだったのかを説明している。
I lived in Kobe.
→ 私は神戸に住んでいました。
when I was a child
→ 私が子どもだったとき
When I was a child, I lived in Kobe.
→ 私が子どもだったとき、私は神戸に住んでいました。
ここで、 疑問詞の when と比べてみよう。
When did you live in Kobe?
あなたはいつ神戸に住んでいましたか。
→ 時を相手にたずねる
I lived in Kobe when I was a child.
私は子どもだったとき、神戸に住んでいました。
→ 時を自分で説明として加える
同じ when でも、 文の中での働きは違う。
文の先頭に置いて相手に「いつ」と聞くなら、 疑問詞の when。
when + 文 のまとまりで、 出来事が起きた時を説明するなら、 接続詞の when である。
when の後ろにも、主語と動詞のある文が続く
接続詞 when を使うときに大切なのは、 when の後ろに一つの文が続くということである。
when I was a child
→ I が主語、was が動詞
when my mother came home
→ my mother が主語、came が動詞
when I got up
→ I が主語、got が動詞
つまり、 when は、 単に時間を表す語の前に置くのではない。
when + 主語 + 動詞 ...
→ 「主語が〜するとき」「主語が〜したとき」
というまとまりを作る。
たとえば、 「母が帰宅したとき、私は夕食を作っていました」 と言うなら、 二つの出来事を考える。
My mother came home.
母が帰宅しました。
I was cooking dinner.
私は夕食を作っていました。
これらを、 母の帰宅した時に何をしていたかという関係でつなぐと、
I was cooking dinner when my mother came home.
母が帰宅したとき、私は夕食を作っていました。
となる。
ここでは、 I was cooking dinner が続いていた動作を表し、 when my mother came home がその時を示している。
すでに学んだ過去進行形とも、 自然につながる形である。
I was studying when my friend called me.
友達が私に電話をかけてきたとき、私は勉強していました。
We were playing soccer when it started to rain.
雨が降り始めたとき、私たちはサッカーをしていました。
ただし、 when は過去進行形だけと結びつくわけではない。
I listen to music when I am tired.
私は疲れているとき、音楽を聞きます。
I was happy when I saw her.
私は彼女に会ったとき、うれしかったです。
普段のことを話す文でも、 過去の出来事を話す文でも、 「いつそうなのか」を説明したいときに when を使うことができる。
when のまとまりは、文の前にも後ろにも置ける
接続詞 when で作った時のまとまりは、 文の後ろに置くことも、 文の前に置くこともできる。
I lived in Kobe when I was a child.
私は子どもだったとき、神戸に住んでいました。
When I was a child, I lived in Kobe.
私が子どもだったとき、私は神戸に住んでいました。
この二つは、 基本的には同じ出来事を表している。
文の後ろに置けば、 まず出来事を述べてから、 「それはいつか」を付け加える形になる。
I visited Kyoto when I was thirteen.
私は13歳のとき、京都を訪れました。
文の前に置けば、 まず時の場面を示してから、 そのときに何が起きたかを述べる形になる。
When I was thirteen, I visited Kyoto.
私が13歳のとき、京都を訪れました。
中学校英語でまず注意したいのは、 when のまとまりを前に置くときには、 その後ろにコンマを置くことである。
When I got home, I did my homework.
私は帰宅したとき、宿題をしました。
I did my homework when I got home.
私は帰宅したとき、宿題をしました。
二つの文を作るときには、 次の順で考えると組み立てやすい。
① 中心として言いたい出来事を作る
I did my homework.
② それがいつのことかを表す文を作る
I got home.
③ 時を説明する方に when をつける
when I got home
④ 二つをつなぐ
I did my homework when I got home.
または
When I got home, I did my homework.
大切なのは、 日本語の「〜したとき」という訳だけを見て、 語を一つずつ並べようとしないことである。
when + 主語 + 動詞 で、 一つの出来事の時を説明するまとまりを作ると考えよう。
未来のことでも、when の中では現在形を使う
when は、 過去や普段のことだけでなく、 これからのことを話す文にも使える。
I will call you when I get home.
私は家に着いたら、あなたに電話します。
この文では、 電話することも、 家に着くことも、 これから起きることである。
そのため、 日本語から考えると、 次のように書きたくなるかもしれない。
× I will call you when I will get home.
しかし、 中学校で学ぶ基本的な形では、 時を表す when の中では、 未来のことでも現在形を使う。
○ I will call you when I get home.
私は家に着いたら、あなたに電話します。
文の中心となる部分では、 will call で「電話します」と未来を示している。
一方、 when I get home は、 「家に着くとき」という時を示すまとまりなので、 get を使う。
I will go shopping when it stops raining.
雨がやんだら、私は買い物に行きます。
She will help me when she has time.
彼女は時間があるとき、私を手伝ってくれるでしょう。
When he comes to Japan, we will visit Kyoto.
彼が日本に来たら、私たちは京都を訪れるつもりです。
ここでの comes は、 主語が he なので現在形の三単現の s がついている。
未来の内容なのに comes となる点は、 最初は不思議に見えるかもしれない。
しかし、 when のまとまりの中では現在形を使うというルールと、 主語が三人称単数なら現在形に s をつけるというルールが、 そのまま働いているのである。
まとめると、
接続詞 when は、
「〜するとき」「〜したとき」と、
ある出来事が起きる時を説明する。
When I was a child, I lived in Kobe.
疑問詞 when は「いつ」とたずねるが、
接続詞 when は二つの文を時間の関係でつなぐ。
When did you live in Kobe?
I lived in Kobe when I was a child.
when の後ろには、主語と動詞のある文が続く。
when my mother came home
when I am tired
when のまとまりは前にも後ろにも置ける。
前に置くときは、後ろにコンマを置く。
I did my homework when I got home.
When I got home, I did my homework.
未来のことを表すときも、
時を表す when の中では現在形を使う。
I will call you when I get home.
when が使えるようになると、 出来事をただ並べるだけでなく、 「いつ起きたのか」まで一つの文の中で説明できるようになる。
次は、 if を使って、 「もし〜ならば」という条件を表す文を見ていこう。