「私は家にいました」とだけ言うなら、 英語では次のように表せる。
I stayed home.
私は家にいました。
しかし、 聞き手は、 「なぜ家にいたのだろう」と思うかもしれない。
そこで、 「雨が降っていたので」という理由まで加えるなら、 次のように言える。
I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので、私は家にいました。
この文の because は、 前に述べた行動について、 「なぜそうしたのか」という理由を加えている。
I stayed home.
→ 何をしたか
because it was raining
→ なぜそうしたか
以前に扱った Why do you like English? への答えでも、 Because ... は理由を表していた。
Why did you stay home?
なぜ家にいたのですか。
Because it was raining.
雨が降っていたからです。
今回は、 この理由を一つの文の中に組み込み、 because で二つの内容をつなぐ形を整理していこう。
because は、「なぜそうなのか」という理由を示す
because は、 「なぜなら〜だから」「〜なので」と、 理由や原因を表す接続詞である。
次の文を比べてみよう。
I was tired.
私は疲れていました。
I went to bed early.
私は早く寝ました。
この二つの内容は、 ただ順番に起きたこととして並んでいるのではない。 「疲れていたこと」が、 「早く寝たこと」の理由になっている。
理由を because で加えると、 次のようになる。
I went to bed early because I was tired.
私は疲れていたので、早く寝ました。
文の中心としてまず述べているのは、 I went to bed early という行動である。
その後ろに、 because I was tired を続けることで、 その行動の理由を説明している。
I went to bed early
→ 私は早く寝ました
because I was tired
→ なぜなら疲れていたからです
同じように、 行動だけでなく、 気持ちや判断の理由も加えられる。
I like this book because it is interesting.
おもしろいので、私はこの本が好きです。
She is happy because she passed the test.
テストに合格したので、彼女はうれしいのです。
We will stay home because it will rain tomorrow.
明日は雨が降るので、私たちは家にいるつもりです。
because は、 「したこと」「感じていること」「これからすること」に対して、 その理由を一文の中で加えるための語なのである。
because の後ろには、主語と動詞のあるまとまりが続く
because の後ろには、 理由の内容を表す 主語 + 動詞 のまとまりが続く。
I stayed home because it was raining.
it:主語
was raining:動詞を中心とする部分
I like English because it is interesting.
it:主語
is interesting:主語の状態を説明する部分
She went to the library because she wanted to study.
she:主語
wanted to study:動詞を中心とする部分
つまり、 because の後ろには、 一語だけではなく、 「誰が・何が、どうなのか」を表す内容を置く。
たとえば、 「忙しいので行けません」と言いたいなら、 次のようになる。
I can't go because I am busy.
私は忙しいので行けません。
「病気だったので外出できませんでした」なら、
I couldn't go out because I was sick.
私は病気だったので外出できませんでした。
現在の文でも、 過去の文でも、 これからの文でも、 理由として述べたい内容に合わせて、 because の後ろの文の形を選ぶ。
I am happy because you are here.
→ 今ここにいることが理由
I was happy because you came to my house.
→ 来てくれたことが理由
I will study hard because I have a test tomorrow.
→ 明日テストがあることが理由
なお、 because のまとまりを文の前に置くこともできる。
Because it was raining, I stayed home.
雨が降っていたので、私は家にいました。
I stayed home because it was raining.
私は、雨が降っていたので家にいました。
どちらも、 雨が降っていたことが、 家にいた理由であるという関係は同じである。
中学英語ではまず、 行動や結果を先に言い、 その後ろに because + 主語 + 動詞 で理由を続ける形を確実に使えるようにするとよい。
so は結果を続け、because は理由を続ける
前の記事では、 so が理由や状況を受けて、 その結果を続ける接続詞であることを扱った。
so と because は、 同じ出来事の関係を表せることがある。 ただし、 どちらの内容を先に述べるかが違う。
It was raining, so I stayed home.
雨が降っていました。だから、私は家にいました。
I stayed home because it was raining.
私は家にいました。なぜなら、雨が降っていたからです。
一つ目の文では、 先に It was raining という原因を述べ、 そこから I stayed home という結果へ進んでいる。
原因 → so → 結果
It was raining, so I stayed home.
二つ目の文では、 先に I stayed home という行動を述べ、 その理由として it was raining を加えている。
結果・行動 → because → 理由
I stayed home because it was raining.
したがって、 日本語ではどちらも 「雨が降っていたので家にいた」 と訳せる場面があるが、 英語の文を組み立てるときは、 自分がどちらを先に言いたいのかを見る必要がある。
I was tired, so I went to bed early.
→ 疲れていた。だから早く寝た。
I went to bed early because I was tired.
→ 早く寝た。なぜなら疲れていたからだ。
また、 理由と結果を一つの文にまとめるとき、 基本的に because と so を両方重ねて使わない。
Because I was tired, I went to bed early.
I was tired, so I went to bed early.
I went to bed early because I was tired.
→ まずは、このいずれかの形で表す。
because は理由を示し、 so は結果を示す。 同じ出来事を述べる場合でも、 文の入口をどちらにするかによって、 選ぶ接続詞が変わるのである。
Why への答えから、一つの文へ広げて考える
because は、 Why ...? で理由をたずねられたときの答えとしても使える。
Why do you study English?
なぜ英語を勉強するのですか。
Because I want to travel abroad.
海外旅行をしたいからです。
しかし、 自分から理由を含めて説明するときには、 質問と答えに分けず、 一文で述べることができる。
I study English because I want to travel abroad.
海外旅行をしたいので、私は英語を勉強しています。
ここまでに学んだ表現と組み合わせると、 言えることはさらに広がる。
I am going to practice tennis because we have a game on Sunday.
日曜日に試合があるので、私はテニスの練習をする予定です。
You should go to bed early because you look tired.
疲れているようなので、早く寝たほうがよいです。
I like reading books because I can learn many things.
多くのことを学べるので、私は本を読むことが好きです。
I stayed home because it was raining.
→ 過去形と過去進行形を使って理由を表す
I will help you because you are busy.
→ will の文に理由を加える
I want to study English because it is interesting.
→ 不定詞を使った内容に理由を加える
接続詞を学ぶ意味は、 単語を一つ増やすことだけではない。 すでに言えるようになった文を、 「なぜ」「いつ」「もし」「だから」と関係づけて、 より自分の考えに近い形で伝えられるようにすることにある。
まとめると、
because は、理由を表す接続詞である。
I stayed home because it was raining.
because の後ろには、主語と動詞のある理由のまとまりが続く。
because I was tired / because it is interesting
so は結果を続け、because は理由を続ける。
I was tired, so I went to bed early.
I went to bed early because I was tired.
Why ...? への答えとして使うだけでなく、 自分の文の中に理由を組み込むことができる。
because を使えるようになると、 「何をしたか」だけで終わらず、 「なぜそうしたのか」まで一続きの英語で説明できるようになる。
次は、 before と after を使って、 二つの出来事の前後関係を表す文を整理しよう。