塾長ノート

What he said at the meeting surprised everyone. はどこまでが主語なのか

長い主語を一つの名詞のまとまりとして読む

英文が長くなると、どこまでが主語なのか分からなくなることがある。

What he said at the meeting surprised everyone.
彼が会議で言ったことは、みんなを驚かせました。

この文では、文頭の What だけが主語なのではない。What he said at the meeting というまとまり全体が、surprised の主語になっている。

日本語で言えば、「彼が会議で言ったこと」が一つの名詞のように働いている。英語でも同じように、疑問詞を使った節が文の中で名詞の役割をすることがある。

高校英文法では、こうした長い主語を見抜くことが英文解釈の土台になる。今回は、名詞節が主語になる文を使って、長い英文の骨組みをつかむ練習をしよう。

What he said が一つの名詞のまとまりになる

まず、短い文から確認しよう。

His words surprised everyone.
彼の言葉はみんなを驚かせました。

この文では、His words が主語で、surprised が動詞である。

His words / surprised / everyone.
主語 / 動詞 / 目的語

では、His words の代わりに、「彼が言ったこと」という内容をそのまま主語にしたらどうなるだろうか。

What he said surprised everyone.
彼が言ったことは、みんなを驚かせました。

what he said は、「彼が何を言ったか」ではなく、文脈によっては「彼が言ったこと」という名詞のまとまりになる。

この what は、疑問文を作るための疑問詞というより、the thing which に近い働きをする関係代名詞 what として考えると分かりやすい。

what he said
= the thing which he said
= 彼が言ったこと

つまり、What he said 全体で一つの名詞のように働くため、文の主語に置くことができる。

主語が長くても、動詞を探すと骨組みが見える

長い英文を読むときは、最初から細かく訳そうとするより、まず主語と動詞を探す。

What he said at the meeting surprised everyone.

この文では、said も動詞に見えるため、そこで迷いやすい。たしかに said は動詞だが、what he said at the meeting という名詞節の中の動詞である。

文全体の中心になる動詞は、surprised である。

[What he said at the meeting] / surprised / everyone.
主語 / 動詞 / 目的語

このように、主語の中に別の主語・動詞が入っていることがある。だから、動詞らしい語を見つけたら、それが文全体の動詞なのか、節の中の動詞なのかを確認する必要がある。

高校英文法では、ここがとても大切になる。長い主語・長い目的語・長い補語を一つの部品として見られるようになると、英文の読み方がかなり安定する。

名詞節は主語・目的語・補語になる

what で始まる名詞節は、主語だけでなく、目的語や補語にもなる。

I understand what he said.
私は彼が言ったことを理解しています。

この文では、what he said が understand の目的語になっている。

The problem is what he said yesterday.
問題は、彼が昨日言ったことです。

この文では、what he said yesterday が is の後ろに置かれ、主語 The problem の説明になっている。

つまり、名詞節は名詞と同じように、主語・目的語・補語の位置に置くことができる。

What he said surprised everyone.
→ 主語

I understand what he said.
→ 目的語

The problem is what he said.
→ 補語

長い英文を読むときは、「このまとまりは文の中で何の役割をしているのか」を見るとよい。

長い主語を読むときは、ひとかたまりで仮置きする

実際に英文を読むときは、長い主語をすぐに完璧に訳そうとしなくてもよい。まずは、そこを一つのかたまりとして仮置きする。

What he said at the meeting surprised everyone.

[彼が会議で言ったこと] が / みんなを驚かせた

このように、主語を角かっこのようにまとめてから、文全体の動詞につなげる。

同じ考え方は、that節やwhether節が主語になる文にも使える。

That he was absent surprised us.
彼が欠席したことは、私たちを驚かせました。

Whether he will come is not clear.
彼が来るかどうかは、はっきりしていません。

ただし、英語では長い主語を文頭に置くと重くなるため、形式主語 it を使うことも多い。

It is not clear whether he will come.
彼が来るかどうかは、はっきりしていません。

長い主語を見つけたら、まず一つの名詞のまとまりとして受け止める。そして、そのまとまりが文全体のどの動詞につながっているのかを見る。

この読み方ができると、高校英文法の知識が、ただの用語暗記ではなく、長い英文を読むための道具になっていく。

学習塾Study+から

学習塾Study+では、長い英文を読むとき、まず主語と動詞の骨組みをつかむ練習を大切にしています。what節やthat節を一つの名詞のまとまりとして見られるようになると、英文解釈の安定感が大きく変わります。

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