英文では、名詞の後ろに説明が続くことが多い。
The book written in English is difficult for me.
英語で書かれたその本は、私には難しいです。
この文では、主語は The book だけではなく、The book written in English というまとまり全体である。
written in English は、book を後ろから説明している。つまり、「どんな本なのか」を表している部分である。
高校英文法では、名詞の後ろに続く説明を見抜く力がとても重要になる。今回は、後ろから名詞を説明する形を、英文解釈の視点から整理しよう。
written in English は book を後ろから説明している
まず、短い文を見よう。
The book is difficult for me.
その本は私には難しいです。
この文では、The book が主語で、is が動詞である。
では、その本について「英語で書かれた」という説明を加えるとどうなるか。
The book written in English is difficult for me.
written in English は、The book の後ろに置かれ、book を説明している。
過去分詞 written は、「書かれた」という受け身の関係を表す。book は「書く」側ではなく、「書かれる」側である。
a book written in English
→ 英語で書かれた本
ここでは、written in English を文全体の動詞と見誤らないことが大切である。文全体の動詞は、後ろの is である。
名詞の後ろには、いろいろな説明が続く
名詞を後ろから説明する形は、過去分詞だけではない。
the book on the desk
机の上にある本
この on the desk は前置詞句で、book の場所を説明している。
the book to read today
今日読むための本
この to read today は不定詞のまとまりで、book がどのような本なのかを説明している。
the book which I bought yesterday
私が昨日買った本
この which I bought yesterday は関係代名詞の節で、book を文の形で説明している。
形は違っても、どれも名詞の後ろから説明を加えている。
the book on the desk
the book written in English
the book to read today
the book which I bought yesterday
英文を読むときは、名詞の後ろに説明が続いていないかを確認する。説明の終わりまでをまとめて主語や目的語として読む必要がある。
主語の終わりを見つけるには、文全体の動詞を見る
長い主語を読むときは、文全体の動詞を探すとよい。
The book written in English is difficult for me.
この文では、is が文全体の動詞である。だから、その前の The book written in English までが主語だと分かる。
同じように、次の文も考えてみよう。
The students studying in the library looked tired.
図書館で勉強している生徒たちは疲れているように見えました。
studying in the library は students を説明している。文全体の動詞は looked である。
The house built on the hill was very old.
丘の上に建てられたその家は、とても古かった。
built on the hill は house を説明している。文全体の動詞は was である。
このように、名詞の後ろの説明を途中で切ってしまうと、文の骨組みを見失いやすい。
後ろからの説明を外すと、骨組みが見える
長い英文を読むときは、名詞の後ろの説明を一度外して、骨組みだけを見ると分かりやすい。
The book written in English is difficult for me.
骨組み:The book is difficult for me.
まず骨組みをつかみ、そのあとで written in English を戻す。
The book / written in English / is difficult for me.
その本 / 英語で書かれた / は私には難しい
この読み方は、分詞・不定詞・前置詞句・関係詞のすべてに共通する。
高校英文法では、名詞を説明する形がどんどん増えていく。しかし、基本は同じである。名詞の後ろに続く説明を見つけ、どこまでが一つのまとまりなのかを考える。
後ろからの説明を見抜けるようになると、長い主語や長い目的語を含む英文でも、落ち着いて骨組みをつかめるようになる。