英語では、ある程度が大きく、その結果として何かが起こることを、一つの形で表すことがある。
He was so tired that he could not walk.
彼はとても疲れていたので、歩けませんでした。
この文では、so tired が「とても疲れている」という程度を表し、that he could not walk がその結果を表している。
中学で学んだ too ... to や enough to とも関係があるが、so ... that は that節を使って結果を文の形で続ける点が特徴である。
今回は、so ... that と such ... that を、高校英文法の重要構文として整理しよう。
so ... that は、程度と結果をつなぐ
まず、基本形を確認しよう。
He was so tired that he could not walk.
so は、形容詞や副詞の程度を強める。
so tired
→ とても疲れている
so fast
→ とても速く
そのあとに that で文を続けると、「その結果どうなったのか」を表すことができる。
She spoke so fast that I could not understand her.
彼女はとても速く話したので、私は彼女の言うことを理解できませんでした。
The question was so difficult that no one could answer it.
その問題はとても難しかったので、だれも答えられませんでした。
この形では、so の後ろには形容詞や副詞が来ることが多い。
so + 形容詞 / 副詞 + that + 文
日本語では「とても〜なので…」と訳すことが多いが、英語の構造としては、程度を示してから、結果を that節で続けている。
such ... that は、名詞を含むまとまりを強める
似た表現に、such ... that がある。
It was such a difficult question that no one could answer it.
それはとても難しい問題だったので、だれも答えられませんでした。
この文では、a difficult question という名詞を含むまとまりが強調されている。
so difficult that ...
→ difficult という形容詞を強める
such a difficult question that ...
→ a difficult question という名詞のまとまりを強める
つまり、so は形容詞・副詞を中心に強め、such は名詞を含むまとまりを強めると考えるとよい。
She is so kind that everyone likes her.
彼女はとても親切なので、みんなが彼女を好きです。
She is such a kind person that everyone likes her.
彼女はとても親切な人なので、みんなが彼女を好きです。
意味は近いが、強めている部分が違う。
too ... to / enough to と比べると見えやすい
so ... that は、すでに学んだ too ... to や enough to と比べると整理しやすい。
He was too tired to walk.
彼は疲れすぎて歩けませんでした。
He was so tired that he could not walk.
彼はとても疲れていたので、歩けませんでした。
どちらも似た意味を表せる。しかし、形は違う。
too ... to
→ 不定詞で「できない行動」を続ける
so ... that
→ that節で「結果」を文として続ける
また、enough to は「できるだけ十分に〜」という向きになる。
He was strong enough to lift the box.
彼はその箱を持ち上げられるほど十分に力がありました。
so ... that は、できる・できないに限らず、程度と結果を広く表せる。
He was so kind that everyone trusted him.
彼はとても親切だったので、みんなが彼を信頼しました。
that節を結果として読む
so ... that の英文を読むときは、that を見た瞬間に「結果が続く」と考えるとよい。
The movie was so interesting / that I watched it twice.
その映画はとても面白かった / だから私はそれを2回見た
that節は名詞節として使われることもあるが、この構文では結果を表す節として働いている。
英文解釈では、that が出てきたら、すぐに「that節」とひとまとめにせず、その that が何の働きをしているのかを見る必要がある。
I know that he is honest.
→ 内容を表す名詞節
He was so tired that he could not walk.
→ 程度の結果を表す節
同じ that でも、文の中での働きは違う。
so ... that / such ... that は、高校英文法でよく出る構文だが、考え方は難しくない。程度を示し、その結果を that節で続ける。形の意味をつかんでおけば、和訳でも英作文でも使いやすい表現になる。