ポケモンの技「ステルスロック」は、英語でも Stealth Rock と呼ばれる。
ステルスロック → Stealth Rock
日本語名は英語名をそのままカタカナに近づけた形なので、今回おもしろいのはローカライズ差よりも、stealth という英単語そのものである。
stealth は「見つからないように動くこと」
stealth は名詞で、人に見つかったり聞かれたりしないよう、静かに注意深く動くことを表す。
move with stealth
→ 気づかれないよう静かに動く
さらに、「人に知られないよう秘密に何かを行うこと」という意味にも広がる。
stealth
= 見つからないよう静かに行動すること
= 人に気づかれないよう秘密に行うこと
「ステルス戦闘機」の stealth も同じ単語
日本語でも「ステルス戦闘機」「ステルス技術」という言い方がある。
stealth aircraft
→ ステルス航空機
stealth technology
→ ステルス技術
ここでも中心にあるのは、発見されにくい・気づかれにくいというイメージである。
ただし英語の stealth は軍事用語だけではない。普通に「こっそり動くこと」「秘密に行うこと」を表せる。
stealth mode という言い方もある
stealth mode は、人に気づかれないように動作する状態を表すときにも使われる。
operate in stealth mode
→ 気づかれない状態で動作する
ソフトウェアや機器の文脈でも見かける表現で、ここでも「存在や動作に気づかれない」という発想が共通している。
形容詞なら stealthy
「こっそりした」「気づかれないような」という形容詞なら stealthy が使える。
stealthy footsteps
→ 忍び足
a stealthy movement
→ 気づかれないような動き
語の形をまとめると、
stealth → 名詞
stealthy → 形容詞
stealthily → 副詞
となる。
rock はここでは「岩」
rock には「岩」という意味がある。
a large rock
→ 大きな岩
Stealth Rock では、この「岩」の意味で考えればよい。
つまり単語を分けると、
stealth + rock
→ 気づかれにくい・ひそかな + 岩
というイメージになる。
ただし Stealth Rock 自体は一般英語の決まり文句ではなく、ポケモンの技名として覚えるのがよい。
UNITE版とメインシリーズ版の効果は分けて考える
『Pokémon UNITE』では、ジュラルドンのStealth Rockは指定した場所に浮遊する岩の領域を作り、 範囲内の相手へ継続的にダメージを与え、移動速度を下げる。
一方、メインシリーズのStealth Rockは 相手が場に出てきたときにダメージを与える技である。
同じ英語名でも、UNITE版とメインシリーズ版ではゲーム内の効果が異なる。 以下の考察は、メインシリーズ側の「先に仕掛け、後から場に出た相手へ作用する」という性質を踏まえたものである。
一度場に設置しておき、あとから出てくる相手に作用する。
その性質を見ると、「あらかじめ仕掛けておく」「相手が入ってきたときに効く」という点から stealth のイメージを連想しやすい。
技の性質と一般英語の意味を並べると、stealth のイメージをつかみやすい。
まとめ
ポケモンの技「ステルスロック」は、英語でも Stealth Rock。
stealth
→ 見つからないよう静かに行動すること
→ 人に気づかれないよう秘密に行うこと
さらに、
stealthy → こっそりした、気づかれないような
stealth mode → 気づかれない状態での動作
stealth technology → ステルス技術
と広げられる。
日本語でも聞く「ステルス」を、ポケモンを入口に本来の英語の意味まで学べる技名である。