塾長ノート

ポケモンで弱い複合タイプは何か?防御相性を数学でランキング化してみた

4倍弱点と平均被ダメージ倍率で見る

前回の記事では、 ポケモンの複合タイプを平均被ダメージ倍率でランキング化 しました。

そこでは、 はがね / フェアリーやひこう / はがねのように、 防御面で優秀な複合タイプを見ました。

今回はその逆です。

タイプ相性だけを見たときに、 防御面で苦しくなりやすい複合タイプを考えます。

もちろん、 これは 「そのタイプのポケモンが実戦で必ず弱い」 という意味ではありません。

実際の強さには、 種族値、特性、技、素早さ、持ち物、環境などが関わります。

この記事では、 あくまで 防御タイプだけ を数学的に見ます。

弱い複合タイプをどう決めるか

今回も、 基本の考え方は前回と同じです。

18タイプの攻撃をそれぞれ1回ずつ受けると仮定し、 その倍率を全部足して18で割ります。

これをここでは、 平均被ダメージ倍率 と呼びます。

この値が小さいほど、 平均的にダメージを受けにくいタイプ。

逆に、 この値が大きいほど、 平均的にダメージを受けやすいタイプだと考えます。

平均被ダメージ倍率が大きいほど、 18タイプ全体から見て、防御面では不利になりやすい。

弱い複合タイプランキング

平均被ダメージ倍率が高い複合タイプを並べると、 上位は次のようになります。

順位 複合タイプ 平均被ダメージ倍率 弱点数 4倍弱点数
1 こおり / いわ 約1.444 6 2
2 くさ / むし 約1.389 6 2
2 くさ / こおり 約1.389 7 1
4 こおり / むし 約1.361 4 2
5 じめん / いわ 約1.347 6 2
6 くさ / エスパー 約1.333 7 1
7 こおり / あく 約1.306 6 1
8 くさ / ドラゴン 約1.292 6 1
9 こおり / エスパー 約1.278 6 0
9 くさ / かくとう 約1.278 6 1

こうして見ると、 上位には こおりくさ を含む複合タイプが多いことがわかります。

どちらも単体で見ると弱点が多めのタイプです。

そのため、 組み合わせによっては弱点が打ち消されるどころか、 さらに重くなってしまいます。

1位は こおり / いわ

今回の指標で最も平均被ダメージ倍率が高かったのは、 こおり / いわ です。

こおり / いわは、 弱点が6タイプあります。

  • みず:2倍
  • くさ:2倍
  • かくとう:4倍
  • じめん:2倍
  • いわ:2倍
  • はがね:4倍

特に大きいのは、 かくとうはがね が4倍弱点になることです。

2倍弱点も多く、 4倍弱点も2つある。

そのため、 平均被ダメージ倍率がかなり高くなります。

計算上は、

平均被ダメージ倍率:約1.444

です。

18タイプを平均すると、 等倍よりかなり重く受けやすいタイプだと言えます。

くさ / こおり は弱点数が多い

次に目立つのが、 くさ / こおり です。

くさ / こおりは、 弱点が7タイプあります。

  • ほのお:4倍
  • かくとう:2倍
  • どく:2倍
  • ひこう:2倍
  • むし:2倍
  • いわ:2倍
  • はがね:2倍

特に、 ほのおが4倍弱点です。

くさもこおりも、 どちらもほのおが弱点です。

2倍 × 2倍 = 4倍

まさに、 複合タイプの弱点が重なった例です。

しかも、 2倍弱点もかなり多いです。

平均被ダメージ倍率は約1.389。

4倍弱点は1つですが、 弱点数の多さがかなり厳しいタイプだと言えます。

弱点が重なると4倍弱点になる。 さらに、2倍弱点が多いタイプは、平均被ダメージ倍率も高くなりやすい。

くさ / むし は4倍弱点が2つある

くさ / むし も、防御面ではかなり厳しい複合タイプです。

弱点は次の6タイプです。

  • ほのお:4倍
  • こおり:2倍
  • どく:2倍
  • ひこう:4倍
  • むし:2倍
  • いわ:2倍

ほのおとひこうが4倍弱点になります。

これは、 くさとむしの弱点が重なっているからです。

ほのお:2倍 × 2倍 = 4倍
ひこう:2倍 × 2倍 = 4倍

平均被ダメージ倍率は約1.389で、 くさ / こおりと同じくらい高くなります。

4倍弱点が2つあるタイプは、 そのタイプの技を受ける場面で大きなリスクを抱えます。

弱い複合タイプに共通する特徴

ここまで見ると、 防御面で苦しくなりやすい複合タイプには、 いくつか共通点があります。

  • もともと弱点の多いタイプを含んでいる
  • 2つのタイプの弱点が重なっている
  • 4倍弱点が複数ある
  • 弱点を打ち消す耐性や無効が少ない
  • 半減できるタイプより、弱点の影響が大きい

複合タイプは、 うまく組み合わさると弱点を打ち消します。

しかし、 組み合わせによっては、 弱点が重なって4倍弱点になります。

つまり、 複合タイプはいつも有利になるわけではありません。

掛け算で決まるからこそ、 いい方向にも悪い方向にも大きく動くのです。

「弱いタイプ」でも実戦で弱いとは限らない

ここで大事なのは、 このランキングは タイプ相性だけ を見たものだということです。

実際のポケモンの強さは、 タイプだけでは決まりません。

種族値が高い。

特性が強い。

技範囲が広い。

素早さが高い。

環境に刺さっている。

こうした要素によって、 防御相性が厳しいタイプでも活躍することはあります。

逆に、 防御相性が優秀でも、 種族値や技がかみ合わなければ使いにくいこともあります。

つまり、 ここでいう 「弱い複合タイプ」 は、 あくまで タイプ相性だけで見たときに防御面が不利になりやすい という意味です。

今回のまとめ

今回は、 ポケモンの複合タイプを、 平均被ダメージ倍率が高い順に見てみました。

  • こおり / いわは、平均被ダメージ倍率が約1.444で特に高い
  • くさ / むし、くさ / こおりも防御面ではかなり厳しい
  • 4倍弱点があると、平均被ダメージ倍率が大きく上がりやすい
  • 弱点数が多いタイプも、防御面では不利になりやすい
  • ただし、実戦の強さはタイプだけでは決まらない

複合タイプは、 2つのタイプ相性を掛け算して決まります。

だからこそ、 2倍と0.5倍が重なれば弱点を打ち消せます。

一方で、 2倍と2倍が重なれば4倍弱点になります。

この掛け算の結果として、 はがね / フェアリーのように防御面で優秀なタイプもあれば、 こおり / いわのように防御面で苦しくなりやすいタイプもあります。

ポケモンのタイプ相性は、 感覚で見てもおもしろいですが、 数字で見るとさらにおもしろくなります。

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